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作者:猫とトランジスタ
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コミカライズ
作:猫とトランジスタ
この物語は、 史上稀に見る高難度にして 伝説の「クソゲー」として知られる 剣と魔法のRPG『ドラゴンファンタジスタ2』 を舞台にした、とある探索者たちの 迷宮をめぐる日常を描いた 冒険活劇である。 一流の「探索者」を目指すその少女は、遠く長く険しい道のりを越えて、ようやくこの地にやってきた。彼女の名はアイシア。その種族特有のとがった耳と、美しい黒髪が自慢の、ハーフエルフの和風剣士である。あと、おっぱい。 アイシアがここにやってきた理由、それはこの剣と魔法のRPG『ドラゴンファンタジスタ2』の世界において、唯一無二といわれている「ダンジョン専門の探偵」に、とある仕事の依頼をするためであった。 ある大雨の日、アイシアがたどり着いたのは「4946迷宮探偵社」。そこで彼女を待ち受けていたのは、美少年だけどなーんか目つきの悪い魔法使い・マルタン。そして、ヒョロっとしてなんとも軽薄で頼りなさげな無精髭のおじさん・シクヨロ。 ちょ待てよ。マジで、こいつらに依頼しちゃっていいのか? いまからでも考え直して、回れ右してこの部屋を出てったほうがいいんじゃないか? どうする、アイシア? 「それからアイシア、最初に言っとくけど、このゲームにドラゴンは出ないからな」 「え? 『ドラゴンファンタジスタ2』なのに」 「たぶん出ないと思う」 「ホントですか?」 「出ないんじゃないかな」 「……」 「ま、ちょと覚悟はしておけ」 「さだ◯さしかよ」 「気にするなマルタン。ファンタジスタも、出ない」 ……やっぱ、やめといたほうがいいかも。
更新:2021/6/30
評価
読んだ
気になる
読んでる
俺の名は軍馬竜司。三十三歳、バツイチ独身。 泣く子も黙る針棒組の若頭で、長ドスを振るえば右に出る者のいない、ゴリゴリの武闘派だ。人呼んで、「剛剣無敗の昇り竜」。 とある深夜、組事務所にたった一人で留守番していると、新興の暴力団・泥縄組の連中が大挙してカチコミを仕掛けてきやがった。もちろん、狙いはこの俺だ。 銃を持った奴らに取り囲まれ、絶体絶命となったまさにその時、俺の目の前に何処からともなく落っこちてきたのは、なんとも奇妙な恰好をした若い女の子だった。 金髪碧眼丸メガネに、おかしな形の長い耳。おまけに鍔広のとんがり帽子と黒いローブを身にまとったその娘は、よりにもよって自分は「異世界から来た、由緒正しいエルフ(?)の魔法使い」だなんてぬかしやがる(まあ、とびっきりの美少女だってことは認めなくもないが)。 だが、俺がこの修羅場を切り抜けることができたのは、まぎれもなくこの娘の「魔法」の力のおかげだった……。 それからというもの、なぜか俺はこのエルミヤとかいうイカれた魔女に、四六時中つきまとわれることになる。俺のハードボイルドな任侠生活は、いったいどうなっちまうんだよ? 「ご安心ください、リュージさま! これからは私が、魔法でお守りいたしますわ!」 いや、ヤクザに魔法はいらねえよ!
更新:2024/4/9
十七歳の女子高生、宝条 咲季(ほうじょう・さき)は日本有数の資産家のご令嬢である。学園トップの成績にして、抜群のプロポーションと、艶やかな黒髪ロングに涼しげな目鼻立ち。その凜としたクールビューティーっぷりから、鋼鉄の処女ならぬ「ダイヤモンドの処女」の異名を持つほど。 ふだんはほぼ無口で、めったに感情が顔に出ることはなく、言い寄る男子は一暼で軽くあしらっている咲季。毎日下駄箱に入れられる大量のラブレターは、一通も読むことなくゴミ箱に捨てている。しかし、知られざるその性格は非常に人見知りであり、奥手かつ純情であった。 そして、咲季に隠されたもうひとつの秘密。それは、幼少時から筋金入りのゲーマーであるということ。学校から帰ってからは、毎日自室でオンラインゲームのソロプレイに没頭している。なかでも、あまりの難易度の高さから鬼ゲー(一部ではクソゲー)と名高いオンラインRPG『ドラゴンファンタジスタ2』にハマっていた。 ある朝、居眠りトラックに轢かれそうになっていた一匹のトラ猫を助けようとした咲季。彼女は事故に遭う寸前に強い衝撃を受け、あろうことか『ドラゴンファンタジスタ2』の世界に次元転移してしまう。 しかし目を覚ましたとき、咲季はその身体に起こったある異変に気づく。自分の耳が、ゲームの中で見慣れたキャラクターの姿と同じように尖っていたのだ。 「——私、エルフになってるじゃない!」 そう、彼女を待ち受けていた運命は、凡百の「異世界転生モノ」にも類を見ないほど、過酷かつ常軌を逸したものだった。 はたして咲季はこのゲームを生き抜き、元の世界に戻ることができるのか? 「さあ、できるんちゃう? 知らんけど」
更新:2023/2/7
一流の「探索者」を目指すその少女は、遠く長く険しい道のりを越えて、ようやくこの地にやってきた。彼女の名はアイシア。その種族特有のとがった耳と、美しい黒髪が自慢の、ハーフエルフの和風剣士である。あと、おっぱい。 アイシアがここにやってきた理由、それはこの剣と魔法のRPG『ドラゴンファンタジスタ2』の世界において、唯一無二といわれている「ダンジョン専門の探偵」に、とある仕事の依頼をするためであった。 ある大雨の日、アイシアがたどり着いたのは「4946迷宮探偵社」。そこで彼女を待ち受けていたのは、美少年だけどなーんか目つきの悪い魔法使い・マルタン。そして、ヒョロっとしてなんとも軽薄で頼りなさげな無精髭のおじさん・シクヨロ。 ちょ待てよ。マジで、こいつらに依頼しちゃっていいのか? いまからでも考え直して、回れ右してこの部屋を出てったほうがいいんじゃないか? どうする、アイシア? 「それからアイシア、最初に言っとくけど、このゲームにドラゴンは出ないからな」 「え? 『ドラゴンファンタジスタ2』なのに」 「たぶん出ないと思う」 「ホントですか?」 「出ないんじゃないかな」 「……」 「ま、ちょと覚悟はしておけ」 「さだ◯さしかよ」 「気にするなマルタン。ファンタジスタも、出ない」 ……やっぱ、やめといたほうがいいかも。
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
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