ヤツらの眼に映った人々は皆、食料とみなされる。ヤツらに食料にされる運命から逃れたとしても、噛まれた傷からウィルスが流れ込みすぐにヤツらの仲間となる。血を流し、体に穴を開けながらも死ぬことは無く歩き続けるヤツら、ゾンビを見た彼は呟いた。 「ヌルゲーすぎるだろ…」 脳のリミッターが外れたせいで馬鹿力が出ることも、頭か首を損傷しない限り動き続けることも、ちょっとした物音を聞き取り人々に襲い掛かることすら彼にとっては弱体化しているとしかいえない。そう、前世の世界の黒魔術によって作られたゾンビに比べれば脅威でもなんでもない、ヤツらは唯の人形だ。 このお話は前世の記憶を受け継いだ主人公達が銃ではなく刃物を手に取り、目の前のゾンビの首を軽々と刎ねていく危機感やシリアスがあまりないお話です。 ※不定期更新
更新:2013/9/11
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