二〇一六年、四月十九日。 その日、彼らは自らの宿命を呪った。 呪いながらも、世界を守る為、宿命の儘に命を落とす。数多の屍を貪った百鬼夜行を終焉へと導いたのは、齢十一歳の少年陰陽師だった。 六年後、高校生になった間宮結希は母親の事情により政治家の家に居候することに。だが、その家は、半分妖怪の血を引く十三姉妹の決して汚してはならない楽園だった。 〝家族〟とは、なんだろう。 養子となった結希と、古くから一族に伝わる宿命を背負う彼女たち。予言された百鬼夜行に立ち向かう為に引き合わされた彼らは、今度こそ、大切な人の手を離さずにいられるのか。
更新:2022/4/9
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高校時代に男バスの主将として全国大会に出場した経歴を持つ、顔良し頭良しの大学生、依澄侑李。ほとんどの人間が愛し憧れた彼は、〝形のない物を壊したい〟と思う歪んだ性格の持ち主だった。そんな彼を知った上で愛を注ぐ坂倉天音は侑李と付き合うことになるが、ある日交通事故で亡くなってしまう。 「これは、歪んだ自分への罰か」 愛する恋人を失った侑李は、時空を越えて再び彼女に出逢う。狂おしいまでにすれ違う、センチメンタルラブストーリー。
更新:2016/3/19
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二〇二三年、四月一日。 その日、綿之瀬有愛の結婚式が行われていた。 十年前、突如陽陰町に姿を現した謎の少女アリアは、大火災で両親と記憶を奪われる。アリアはその後、アリアのすべての謎を知る綿之瀬五道の手によって半分妖怪となってしまった。 何もわからない自分を必要としてくれる声に応える為、妖怪の能力を行使するアリア。だが、とある火災に巻き込まれ、自分の〝居場所〟を守り続ける為に血縁者のみで構成された《紅炎組》の一人、炎竜神炬の家来になることを誓う。 彼女が本当に愛していた人は、誰だったんだろう。 出逢いと別れを繰り返して、彼女の謎と確かに有った愛を辿る。
更新:2022/4/10
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