現役女子大生・青山 晴(あおやま はる)は、ある日突然、余命一週間であることを宣告されてしまう。 身体に害は及ぼさないが、その病気は発症してからその日に覚えたことを、次の日にはすべて忘れてしまうという症状も含んでいた。 それを受け、何よりも虚しさを抱えることとなった晴だったが、ふと一冊の本を手に取り、ある決意をする。 自身の命が残り一週間であることは敢えて記憶から消し、彼女はカメラを手に日帰りの旅を始めることに。 死ぬまでの一日一日を有意義なものにし、自分の人生を「つまらなくない」といえるものにするために。 全八話で一万文字に収まるようにしているので一話分の内容はあっさりめです。
更新:2022/1/30
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しのき美緒さん企画「アドベントカレンダー2021」出展作品 東京の青山にある表参道のイルミネーションが、夜空に光る星屑のようにキラキラと輝き出した。 沙紀は青山にある美容室『Red Clip』のヘアスタイリストとして勤めていた。 そして、12月10日に30代の女性と女の子が美容室にやってきた。 「ヘアドネーションをお願いできますか?」 沙紀が束の1つを持ってハサミで切ろうとした時、待ち合いのソファで絵を描いていた女の子が急に走って来た。 女の子はつぶらな瞳で母親の長い髪を見つめ、ほとんど聴き取れないくらいの小さな声で呟いた。 「ママの長い髪の毛を、切っちゃうの?」 寂しそうな目で見つめている女の子を見ながら、沙紀は自分の遠い記憶を思い出していた…。
更新:2021/12/10
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頭は良いが、母子家庭の経済状態から大学進学を諦めた開人《かいと》。 内定がなかなかもらえない就活中、開人はとある企業のグループディスカッションに進む。そのグループには会社にコネのある大学生二人の男女がいた。 彼らの進む道はどんな三叉路に分かれていくのか。
更新:2020/4/5
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