エルグランド王国には、とある有名な伯爵令嬢がいた。 その麗しい美貌で老若男女を虜にし、意のままに動かす。逆らう者には容赦せず、完膚なきまでに叩き潰し、己が楽しみたいがために多くの人間を不幸にしてきた。 美しくも冷酷、鋭い刺を持つ『氷の薔薇』――。 「えぇと、それ、誰の話?」 これは、やることなすことあさって解釈される伯爵令嬢が、後宮という女の戦場で、四苦八苦のちなんとか幸せになろうとする、お話。 ☆追記☆ 2013年8月12日、株式会社フロンティアワークス、アリアンローズ様より、書籍化されました! こちら共々、よろしくお願いします。
更新:2021/4/26
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ユラの上司は、人も羨む鴉の濡れ羽色の艶髪の持ち主(♂)。 その彼の髪の毛が、ある日突然、バッサリ散切り(ざんぎり)頭に! 一体全体、昨夜の彼に何があったというのか。
更新:2011/6/28
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