高三の夏、妹と一世一代の大喧嘩をした。 仲直りは、まだしていない。 *** かつて私たちは仲の良い姉妹だった。 母と妹、そして父。ありふれた機能不全家族の、薄っぺらいクッションが私だった。 だけど、それほど苦ではなかった。 母が私だけに与えてくれる、ひとかけのイチジクがあったから。 それに、シャーペンとノートさえあれば、私は妹とどこへだって行けたから。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、地名などには一切関係ありません。
更新:2021/11/30
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
三十路を超えて独身一人暮らしの底辺物書き三篠森・Nこと俺。 可愛がっていた猫にも会えず金魚にエサをやる日々。 そして元より不仲だった三篠家は2021年、ついに離散が決定した。 単身赴任先から帰ってこられない父、父の話題さえ出なければ理想的な母、唯一まともな妹、引きこもり歴6年の弟……。 そんな三篠森・Nが過ごした2021年夏、東京オリンピック期間中のみ許された弟との束の間の仲直りを軸に、我が家の歴史を振り返る。 家族には無許可でやってるから、急に更新停止になったときは察してくれよな。
更新:2024/4/13
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
初恋の人はいつも私とは違う誰かを見つめていた。視線の先にはいつもあの人がいた。似た名前と似た容姿を持つその人は、私のたった一人の姉だった。※Asymmetryというサイトからの転載となります。
更新:2015/10/17
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。