その男は、幼名を“奇妙丸”という。人の名前につけるような単語ではないが、名付けた父親が父親だけに仕方がないと思われた。 父親の名前は、織田信長。その男の名は――織田信忠。 稀代の英邁を父に持ち、その父から『天下の儀も御与奪なさるべき旨』と認められた。しかし、彼は父と同じ日に命を落としてしまう。 明智勢が本能寺に殺到し、信忠は京から脱出する事も可能だった。それなのに、どうして彼はそれを選ばなかったのか? その決断の裏には、彼の辿って来た道が関係していた――。 <第11回ネット小説大賞 エントリー作品> ・9/4まで毎日9時・13時・20時に最新話が投稿されます(但し、9/4の20時は2話投稿となります)。 ※2023/08/29 皆様のお蔭で累計PV15000を超えました! 本当にありがとうございます!
更新:2023/9/4
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天正十年、六月――本能寺の変。燃え盛る炎の中で、蝶の名を持つ女が望んだ最後の我侭とは。(※この作品は旧合同サイト『花信風』に掲載したものを一部改訂したものです)
更新:2013/5/6
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