【7/3発売】給食のおばちゃん異世界を行く
最終更新:2023/6/30
作品紹介
小清水和葉(45歳)給食のおばちゃんです。 この度、娘の中学時代の学校ジャージ姿で異世界転移しました。 勇者召喚ですって。 ―――ないわー、こういうのって若い子が行くもんじゃないの?年齢制限とかないの?って思うじゃない。 召喚された勇者は五人。私以外みんな若者だし、魔王との戦いは彼らに任せてと思ってたら、あれ? ひょっとして私、若返ってる? 中学時代の身体になってるんだけど! いやでも勇者はちょっとなー、無理無理よねー。 ……なんて思ってたんだけど実は中学時代の私、チビすぎて戦力に数えられてませんでした! 「いくつくらいに見えました?」 「――十歳くらい、かと……なんか、すみません」 イケメン騎士様には謝罪される始末よ。 でも働かざる者なんとやらなので、私は王城で給食のおばちゃんしようと思います。 オムライスもプリンもおばちゃんに任せときなさい! ◆◆◆ 【2021.12.31完結】 2019/1/5 日間総合ランキング57位、日間異世界ファンタジーランキング13位にランクインしました! おつきあいくださってるみなさまのおかげです。ありがとうございます!
評価・レビュー
ゆうき
おばちゃんが勇者って誰得?って話ですよ。
異世界転移モノ数多く出回る昨今、冴えないおっさんが無双することはあっても、おばちゃんが無双することはこれまであっただろうか? 笑いあり、苦い気持ちになるエピソードありの本作、「勇者」として召喚されたそれぞれの人物が、それぞれの重い背景を胸に、異世界での第二の人生を命懸けで謳歌していく群像劇。 登場人物が多いがまるで混乱させずに読ませる軽妙で謳うような文章は必読。 作者さんの人生経験や、織り込まれたやさしさと強さを感じる作品への目線も美しい。 そしてもうすぐ完結が見込まれているところで筆が止まってしまっているという、とてももどかしい作品だ。 「もうちょっとなのに!」 みんなで悶えて、作者さんにおねだりしよう!!! 「続きください!!!」
つこさん。