「ママ……もういいでしょ? ……どうしてわたしは外に出ちゃいけないの? ……しじゅつだって終わったのに……」 「まだ駄目よ。ママじゃなくてお母さんだと言っているでしょう。それにしじゅつじゃなくて手術。顔のアザは消えたけれど、歯並びも鼻の形も癖毛も治っていないじゃない。私はあなたのことを思っているのよ。どこに出しても恥ずかしくない娘に育ってほしいの」
更新:2021/8/2
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「それでは、本日のインタビュー、よろしくお願いします!」 「ああ、私なんかの話で良ければいくらでもどうぞ」 若干緊張した様子ですが、丁寧に受け答えするおじいさん。気持ちを落ち着けようとする時の癖なのか、左右の頬にある大きなコブをさわさわと撫でています。 ※童話カテゴリと迷いましたが、幼年児童向けではないと思うのでヒューマンドラマにしております。
更新:2021/6/18
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「いいね・高評価・RTの数だけ〇〇〇〇します」という企画はSNSや動画共有サービスで以前から繰り返し使われてきました。
更新:2021/9/11
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「はあ……」 コルレオ組、組長ヴィトールは、葉巻を燻らせながら神妙な顔をして、本日5度目の嘆息を漏らしました。気になって堪りかねた若頭のアランは声を掛けます。 「親父、一体どうしたんですか? さっきから柄にもなく何回も溜息なんかついて。先日のタッタリ組との抗争のことですか?」 「ああ、心配かけてすまねえなアラン。実はイザベラのことで、ちょっとな」 「お、お嬢が何か?」 組長の娘であるイザベラの名前を聞いた途端、目の色が変わるアラン。実は数年前から一方的に彼女へ想いを寄せているのでした。
更新:2021/6/2
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「大変だよ、クルミ! 大事件だ!」 「そんなに慌ててどうしたの、シシマル?」 汗だくになり駆けこんできた男の言葉に動じる様子もなく、竪穴の中でのんびり土器づくりを続けるクルミ。手際よく粘土をひも状にして輪っかにしたものを積み上げていきます。
更新:2021/7/24
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「「神様、どうか私達の間に子どもを授けてください……」」 愛し合う二人は頭を垂れて、神の前で寄り添い、真剣に祈りを捧げました。その言葉を認識した全世界統括管理高次元AIシステム『神』は演算と作業を開始します。
更新:2021/7/4
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本作品は、ウミガメのスープ風問題『なろうで投稿作品のポイントが低かったのに、ある小説家は大喜びしました。一体何故でしょう?』に対する解答集のようなものです。 そもそも、ウミガメのスープとは、推理ゲームの一種であり、出題者が提示する、一見矛盾していたり理不尽だったりする問題文の謎を、「YES」か「NO」で答えられる質問を繰り返し行うことで、推理していくという遊びです。 作品内で読者の皆様からの質問に答えることは出来ませんので、あくまでもウミガメのスープ風問題です。 まずは、一度読み進めるのをストップして、ご自分でタイトルの謎を説明できるようなストーリーを、想像力を膨らませて創造し、楽しんでいただけると幸いです。
更新:2021/4/25
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人類は絶滅しました。それはもうあっけなく。 まあ、当たり前ですよね。ネズミ算式に増える不死身のゾンビに、噛まれただけでゲームオーバーになってしまう人間風情が敵う訳ありません。 現実はゾンビ映画と異なり、特効薬も意外な弱点も無敵のヒーローも存在せず、粛々と人類の時代は終焉を迎えました。 そして、我々ゾンビは現在、スローライフを送っています。別に動きが緩慢なことに掛けた寒いジョークではありませんよ。ただ、確かにあまり激しい運動をすると腕や首、その他諸々が飛んでいってしまう危険があるので、ある程度慎重になる必要はあります。
更新:2021/4/20
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