多く有力貴族から執事になって欲しいと切望されていた、国一番の秀才エドモント。しかし彼はそれらの申し出を全て断って、世界中を放浪する旅に出た。そしてその後、いつの間にか、辺境地の借金まみれの辺境伯の執事になっていた! 何故あれほどまでに優秀な彼が、あんな落ちぶれた家の執事になったのか? このショッキングなニュースは、三十年経った今でも、王都の七不思議の一つに数えられていた・・・
更新:2020/11/12
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時を戻せるものならば、十年前のあのホームパーティーの日に戻りたい。いや、色々と心づもりも必要だから、それより少し前の方がいいかしら。 イオーリア王国第一王女のメラニーはあの当時大変な勘違いをしていた。彼女はそんな自分に忠告というか、真実を突き付けてやりたい。 彼女の婚約者は神殿に描かれている美の女神のように美しい顔(かんばせ)の持ち主。 しかも美しいだけではなく、天才と名高い兄の王太子に匹敵するほど優秀で、武術も優れている完璧な男だ。その上性格もいいし真面目だ。 平凡顔の王女は彼といると、酷くコンプレックスを刺激されるのだった・・・
更新:2021/3/1
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恋愛結婚が当たり前の伯爵家の娘アリスティは、植物研究に励むクールな令嬢で、恋愛事には全く関心がない。 そんな彼女が卒業記念で友人達と行ったスキー場で迷子になり、一人の男性に救助され、なんと『ゲレンデマジック』にかかって一目惚れしてしまう。 そして偶然に王宮のダンスパーティーで再会したその男性は、隣国の若き公爵様だった。 二人はあっという間に婚約し、あっという間に結婚して夫と共に隣国へ向かう。 夫ブルーノは毎日のように、熱く愛を囁き、たくさんの贈り物をしてくれるが、彼女の好きな花束だけは贈ってくれない。そして外へ出る事も許してくれない。 彼女は次第に夫に対して疑惑の目を向けていくが・・・ (注)サスペンスでもホラーでもなく恋愛ものです! (笑)
更新:2021/8/16
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幼い時からずっと尽くし続けたのに、候爵家の二男から婚約破棄をされた男爵令嬢。予想していた事とは言え、自分にとって大切な日にされたあまりの仕打ちに、彼女の中で何かがプチッと切れました。そして、言わないでおこうと思っていた事実を、クラスメイトがいる教室の中で全てぶちまけました・・・
更新:2020/11/5
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公爵家令嬢であるベティは、綿毛のようなふわふわ金髪に明るく澄んだライトブルーの瞳。そして雪のように白い肌に、健康そうな淡いピンク色の頬には小さな愛らしいエクボがある、誰からも愛されている少女である。 彼女と交際したがる者が多過ぎて困り果てた公爵は、集団見合いパーティーを開いた。その席で、どんな男性が好みかと尋ねられて、ベティがこう答えた。 「私の好きな人は空を飛べる人なの・・・」 と。
更新:2021/3/25
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学園の卒業パーティーで王太子がピンク色の髪の少女を側に置き、壇上から婚約者に向かって婚約解消を告げた。 みんなの注目を浴びた侯爵令嬢はまるでビア樽のように太っていた。こんな自分ではいつ婚約を解消されてもおかしくないとずっと覚悟はしていていたが、それにしても何故王太子殿下は彼女を選んだのだろうと令嬢はため息をついた。 そして彼女は二十年前にもあった婚約破棄騒動に思いを馳せたのだった…… ◇◇◇◇◇ 今回投稿を何故か焦って、いつもにも増して誤字脱字が多く驚きました。報告して下さった皆様、本当にありがとうございました! あと、助動詞難しい・・・勉強しようと思っています!
更新:2021/11/14
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八歳で王太子殿下と婚約し、それからは勉強や礼儀作法、ダンス、お妃教育と追い立てられ、友人を作るどころか肝心の王太子殿下と触れ合う暇もなく、その挙げ句に浮気をされ、事実無根の苛めや悪事をでっち上げられ、学園卒業のダンスパーティーで、衆人環視の中で婚約破棄された侯爵令嬢の私・・・ その後、何の落ち度もないと証明されたけど、王家の闇を知った私に、三つの選択肢だけが与えられた。 私はその中から毒杯を飲む事を選択した。 私はすべき努力を全てやった。その結果がこれなら、それを受け入れるだけだ。 毒杯を飲んだ瞬間、生まれ変わりたくはないか?という声が聞こえてきたが、メンドーだから結構ですと、生まれて初めて本音で応えてしまった。 すると、それが失礼だったのか、私は再び同じ世界に、同じ自分として生まれ変わってしまった・・・
更新:2021/7/21
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魔法省魔術研究所で研究員をしていたオーサーは、今日定年退職の日を迎えた。花束を抱え自宅に戻ると、食事を作って待っている筈の妻の姿はなかった。 妻は一体どこにいるのか、探したくても彼は妻の事を何も知らなかった。 彼は妻が毎日作ってくれていたサンドイッチを手掛かりに、妻の三十年に及ぶ結婚生活をたどって行く。 どこにでもいる一人の男性の、少し侘しい、後悔に満ちた人生の黄昏を描いています。切ない話です。暗い話が苦手な方はご遠慮下さい。
更新:2021/1/21
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一人娘が新婚旅行に出かけた後、夫婦は居間でソファーに座ってお茶を飲んだ。 公爵である夫は妻に労いの言葉をかけ、初めて感謝の意を示した。娘は亡くなった前公爵夫妻の娘で、夫の姪だった。 彼は姪を溺愛し、彼女の為に最適な母親になれる女性として、婚約者のいた借金まみれの没落貴族貴族の一人娘を妻とした。しかも彼女の両親を騙して。 妻は十八歳から、若い女性として貴重な八年をただただ母親として過してきた。しかも、自分の子を産むことも出来ずに。彼女は淡々と任務遂行の為に努力した。契約を無事に終了した後の未来を夢見て。
更新:2021/5/4
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