どこからどう見ても宗教であった。 しかし彼らは科学だと言い張った。 彼らは人命を玩弄している。 理解不能な思想のもとに、命を奪い続けている。 ひょんなことから主人公はそんな組織に就職した。 ひょんなこと――。そんな言葉で片付けていいのか分からないが、とにかく就職した。 組織は人を殺めている。 主人公も加担してしまう。 上司は、同僚は、いったいどんなつもりでこの仕事をしているのだろうか。 彼らは普通の人にも見える。 少なくとも会話は成立する。 理性で動いている。 主人公はぼんやりと考える。 この組織を破壊すべきか、あるいは世界のほうを破壊すべきなのか。 続けていれば給料は入る。 待遇も悪くない。 まるでイッパシの優良企業みたいだ。 (※「もういいよ」の続編です。ジャンルが違い過ぎるので別作品としました)
更新:2024/3/15
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世界よ。 お前はいったい何度救われれば気が済むんだ? まるで救われるためにさらわれるお姫さまみたいじゃないか。 いや、最近ではお姫さまだってさらわれるのにうんざりして戦い始めてるぞ。 なのに世界よ。 お前はなぜ、いつまで経っても世界のままなのだ?
更新:2023/5/17
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特別なことがしたい? ならこの銃をあげる。 悪いやつを殺してくるといい。 きっと英雄になれる。 ああ、もちろんヒロインも必要だね。 神を自称する少年にそそのかされて、男は拳銃を受け取る。 向かう先は、悪しきもののさまよう廃ビル。 与えられた銀の弾丸は、いともたやすく血の魔物を打ち払う。 男は奥へ奥へと突き進み、やがて巨大な繭へと到達する。 さあ、ヒロインのご登場だ。
更新:2022/11/10
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精神の発する波「サイキック・ウェーブ」を応用し、人類を強制的に進化させんとするエランヴィタル・プロジェクト。 政府が極秘裏に進めた研究は、しかし外部への漏洩という形で人々へ悪影響をもたらしてしまった。 影響を受けた人々は、肥大化したサイキック・ウェーブ能力をコントロールできず、あるいは人格を失い、あるいは外部からの影響を受け、破壊的な行動に出てしまう。 政府はこれを感染症「フェスト」と公表。対策に乗り出した。 感染者を集め、莫大な予算を投じて治療法の研究をするのだという。 これを知った主人公は、研究への参加を決意する。 なぜなら、参加すれば報酬が出るからだ。 彼は無職だった。
更新:2020/2/29
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とある事件の影響により、人格が破壊されてしまう奇病「フェスト」が蔓延しつつあった。感染したものは自我を失い、周囲の人間を傷つけ始める。 感染源はしかしウイルスではない。精神の発する波「サイキック・ウェーブ」が、人の精神へ影響を及ぼし、人格を上書きしてしまうのだ。彼らは「ヴィクティム」となり、次々と新たな「ヴィクティム」を生み出してゆく。 政府は調査隊を出し、問題の解決へ乗り出した。 発生源を静岡県内の廃ビルと特定。 真相解明のため、「フェスト」への対抗策を持つ「サイキスト」へ対応を依頼した。
更新:2019/11/6
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少年は睡眠時の精神のみを呼び出され、異世界での戦争に加担させられていた。 「愚者(ザ・フール)」の加護を駆使し、自動機械を駆逐してアルケイナ界を救うのだ。 もしアルケイナ界でのミッションに失敗すれば、そのたびに現実界での寿命を十年奪われてしまう。 戦いを拒否した場合も同じ。 生き延びるためには、寿命が尽きる前に勝利するしかない。 自動機械を駆逐していく少年。 戦いは順調だった。 しかし、やがて同じ能力を有する少年・少女と遭遇することになり――。
更新:2021/5/8
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発達した科学は、ある日、神話の痕跡を発掘した。 蜂の巣をつついたように地上へ飛び出す「妖精」たち。 はじめは小さな事件に過ぎなかった。 ところが神で利権を貪っていた組織が動き出すと、事態は大きな抗争へと発展し始めた。 翻弄し合う宗教団体、財界、そして国家。 「神」が復活する。 しかし現代社会には神話を受け入れられる環境が整っていない。もしいま強制的に起動すれば、それは大災害となるであろう。 小さな事件でメシを食っていただけの男は、この大きな潮流に巻き込まれてゆく。 (※注:特に無双もしませんし基本的におっさんしか出てきません。飲酒や喫煙の描写があります。人がすぐに死にますし、しばしば腕や足がもげます) 2017/04/08をもちまして完全リニューアルしました。
更新:2017/7/13
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