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作者:矢野りと

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作:矢野りと

不死の聖女の華麗なる転身。私、今日から最強魔術師様の弟子になります

ある日、リン(相川鈴羽)は異世界に落ちてしまった。帰りたいと泣き叫んだけど、帰る方法はないと告げられてしまう。王宮で保護されたリンは、少しづつ現実を受け入れる。 『あなた様には不死の聖女の資質がございます。どうか、この世界のためにお力をお貸しくださいませ』 たくさんの優しい人達に支えられ、リンは聖女として生きていく決心をする。 けれども、自分に向けられる優しさはすべて偽りで、利用されているだけと知ってしまう。 絶望、微かな希望、また絶望――運命に翻弄されるリン。  このまま大人しく利用される? そんな人生なんてお断りよ! 王宮から出奔したリンは、いろいろあって最強魔術師の弟子となることに……。それも白猫の口利きで!? 理不尽な世界に抗って、自分の居場所を見つけようと奮闘する女の子と、そんな彼女にだんだんと惹かれていく若き魔術師のお話です。 ※ブックマーク、評価、いいね、有り難うございます! ※この作品の設定は架空のものです。 ※恋愛ファンタジーです。 ※アルファポリスでも公開しています。

更新:2024/3/22

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作:矢野りと

おかえりなさいと言いたくて……

神託によって勇者に選ばれたのは私の夫だった。妻として誇らしかった、でもそれ以上に苦しかった。勇者と言う立場は常に死と隣り合わせだから。 『ルト、おめでとう。……でも無理しないで、絶対に帰ってきて』 『ああ、約束するよ。愛している、ミワエナ』 再会を誓いあった後、私は涙を流しながら彼の背を見送った。 そして一年後。立派に務めを果たした勇者一行は明日帰還するという。 王都は勇者一行の帰還を喜ぶ声と、真実の愛で結ばれた勇者と聖女への祝福の声で満ちていた。 ――いつの間にか私との婚姻はなかったことになっていた。  明日、彼は私のところに帰ってくるかしら……。 私は彼を一人で待っている。『おかえりなさい』とただそれだけ言いたくて……。 ※作者的にはバッドエンドではありません。 ※書籍化作品『一番になれなかった身代わり王女が見つけた幸せ』(旧題『一番になれなかった私が見つけた幸せ』)の前日譚でもありますが、そちらを読んでいなくとも大丈夫です。 ※アルファポリスにも公開しています。(九話完結)

更新:2023/12/23

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作:矢野りと

一番になれなかった私が見つけた幸せ〜誰かではなく、私はあなたを選びます〜【書籍化進行中】

――『後宮に相応しい華を献上せよ』 大国ローゼンの王妃が亡くなってから半年が経ったある日、周辺国へと通達が送られてきた。つまり国王の王妃または側妃となる者を求めていると。 各国の王家は新たな繋がりを得る機会だと色めきだった。 それは我が国も同じで、選ばれたのは婚約者がいない第二王女。 『……嫌です』 ポロポロと涙を流す可憐な第二王女を、愛しそうに見つめていたのは私の婚約者。 そして『なんで彼女なんだっ、あなたが行けばいいのにっ!』と彼の目は訴えていた。 ずっと前から気づいていた、彼が私を愛していないことぐらい。 でもまさか、私の妹を愛しているとは思ってもいなかった。そんな素振りは一度だって見せたことはなかったから。 ――『……第一王女である私が参ります』 この言葉に誰よりも安堵の表情を浮かべたのは、私の婚約者だった。 ※誤字脱字の報告ありがとうございます。 ※この作品の設定は架空のものです。 ※アルファポリスでも公開しております。 ※書籍化が決定しました!

更新:2023/11/28

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作:矢野りと

前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜【おまけの話追加】

――『偽聖女を処刑しろっ!』 民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。 何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。 人々の歓声に包まれながら私は処刑された。 そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。 ――持たなければ、失うこともない。 だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。 『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』 基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。 誤字報告有り難うございます! ※この作品の設定は架空のものです。 ※アルファポリスでも公開しております。

更新:2023/7/29

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