恋をしている人は馬鹿だと思う。猛烈に男運の悪い家族を見て育ったわたしは、恋というものを忌避してきた。 けれどある日、どうしようもなく恋をしてしまった。――異世界で、勇者をやっていた男の子に。 そんなわたしの前に、彼の昔の仲間だった魔女が現れて問いかける。 「貴女の願いはなぁに?」と。 うまく恋ができない拗らせた女の子と、異世界から帰ってきた元勇者の少年と、ハッピーエンドが好きな魔女の、甘くてほろ苦い恋のお話。 そして、「間違えてしまった人魚姫と魔女」の後日譚。 第四回文学フリマ京都にて頒布した『マーメイド・アフター ~人魚姫後日譚短編集~』収録作品です。
更新:2021/1/20
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可愛いものは食べたくなる。――なんて理由で、唐突に先輩の手を甘噛みしてしまった私に、先輩はおそるおそる尋ねてきた。 「………………茉央って僕のこと好きなの?」 「……?」 どう考えても先輩のことが好きな女の子と、その事実に気づいてしまった、彼女と友達でいたかったはずの先輩のお話。
更新:2021/1/3
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「――ねえ魔女様。お母さんって呼んでもいいですか?」 魔女に育てられた少女の、最後の一日。
更新:2015/3/30
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◆アランは、自らが仕えるお嬢様に密かに恋をしていた。しかし最近、そのお嬢様の様子がどこかおかしい……? ◇クレイシア・フォン・アルシヴェールは、自分の従者に密かに恋をしていた。ある日彼に想いを伝えようと思い立つが、なかなか上手くいかず……? ぽんこつツンデレお嬢様と不憫系従者の、よくある両片思いのち両思い。お嬢様の一目惚れから始まった十年の恋の顛末。 ネタ提供:さちはら一紗さま
更新:2019/1/5
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「一目惚れしました、よければ友達になってください!」 「――はい?」 というわけで、流されるままに友達になった時川英明くんとわたし。彼とはとても本の趣味が合って、これからもぜひ友達でいたかった。彼はそんなわたしを諦めるため、恋人らしいことは何もしないからちょっとの間付き合ってほしいと言ってきて―― 「それならわたしは、時川くんとちゃんと付き合いたいって思えるように頑張る」 「恋人になりたい時川くんが友達になろうって頑張るなら、友達になりたいわたしは恋人になろうって頑張るべきだよ」 思ってることをどんどん口に出しちゃう素直な男の子と、可愛いだけに見えて案外面倒くさい女の子の話。
更新:2020/4/23
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バレンタイン直前、私は告白を諦めかけていた。というのも、私の好きな子は甘いものが苦手で、バレンタインというイベント自体苦手だと思い出してしまったから。そんなとき、『バレンタインって、真鍋さん何か作ったりするの?』『もし作るなら、俺も欲しいなー、なんて…』というメッセージが送られてきた。 こ、これって、期待しちゃってもいいんでしょうか……? ほどほどに鈍感で、ほどほどに察しのいい高校生男女のバレンタイン。甘いものなんていらないくらいに、バレンタインって甘いイベントだよね。そういう感じのお話です。
更新:2018/2/14
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中一のときに同じクラスだった、高倉君。わたしはあることがきっかけで、高倉君に恋をしていた。 そんな彼と再会したのは、高三の春休み。いつも自信満々だった彼は、何か悩んでいるようで。 ――大きな本屋へ行きなさい。あなたが一番長くいた本棚が、あなたが一番興味を持っていることだ。 進路に悩む高三男女の、ちょっとした恋の話。
更新:2015/9/22
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帆秋さんはボーイッシュな女の子だ。そんな彼女が、可愛いワンピースを着てハイヒールで歩く練習をしているところに出くわしてしまった。 普通だったら見て見ぬをして通り過ぎてるところだけど――好きな子が普段しない可愛い格好してたらガン見しちゃうよな!? するしかないよな!? ……でもそのせいで動揺させて転ばせちゃったのはマジで申し訳ない。 表情も言動も全部ツボな彼女に片想いをしている男の子と、可愛いものが好きだけどキャラじゃないから隠してる女の子(バレバレ)の距離が一気に縮まる、とある日の話。
更新:2021/4/3
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