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@オノログ
作者:赤だしお味噌
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書籍化
コミカライズ
作:赤だしお味噌
「カオル、ガウスライフルは君が怪我をしなければロックが外れない仕組みだ。かすらせる感じで攻撃を受けろ。チッと音を鳴らす感じだ」 人工知能ロンロンの無慈悲な通告に、主人公は顔を引きつらせた。 「いや、あれは……かすっただけで死ぬぞ」 二階堂薫(にかいどうかおる)、38歳。 彼は脂の乗った銀河証券マンだったが、取引にコケて惑星一個分の損失を出し、宇宙船で空の彼方に失踪した。 自分の最期はコールドスリープで安楽死か、あるいは恒星突入で派手に散るか。 そんな逃避行の果てに、二階堂は宇宙船ごとワームホールに飲み込まれる。 気が付くと二階堂は見知らぬ土地にいた。 宇宙船も服もそのまま。しかし外は意味不明な場所にさま変わり。 ゲーム好きな人工知能ロンロン曰く、ここはまるで死にゲーのような危険度だという。 見るからにヤバい怪物が跋扈する中、水も食料も近くにはない。 二階堂はもう死にたかったが、ロンロンの「囚われの姫を助けに行け」などという王道ゲームさながらの激励で言葉巧みに誘導され、彼は唯一の武器である狩猟用ライフルを持って外に出た。 しかしそれは撃たれるまで撃てないという、専守防衛という名の日本の崇高なサムライ精神が詰まった、文字通り無用の長物だった。 ライフルのロックを外すには、相手の攻撃を受けなければならない。 しかし相手は触っただけで死に至りそうな禍々しい怪物ども。 前門の具体的な死。後門のゲーム脳AI。 こうして進退きわまった二階堂の、お姫様を救い出すオワタ式弾幕無理ゲーが始まった。
更新:2020/6/27
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ナイトメア級と呼ばれ、恐れられる超難易度ダンジョン。 その入り口で、ぷかぷかとタバコを吹かす黒鉄の甲冑騎士。 彼の名はディーゼル。 あまたのS級冒険者を血まつりに上げてきた、泣く子も黙る幽鬼のディーゼルだ。 そして彼こそが、このダンジョンの最奥を守る最終兵器。 いわゆるラスボスであるディーゼルが今、そのダンジョンを前に仁王立ちとなっている。 なぜか? 実はつい先ほど、ダンジョンマスター(ダンマス)と大喧嘩してダンジョンから事実上の追放を食らっていたからだ。 それでも彼は一刻も早くダンマスの元に戻らなくてはいけない。 彼の不在とは、ダンマスの命の危機を意味するのだから――。 こうしてディーゼルは途中で見つけたスーパー脳天気な女冒険者を適当に引っ掴み、ヤバい契約を交わしてパーティーに加えると、彼女からの凄腕コスプレイヤー扱いにもめげずに、何度も何度も全滅を繰り返しながら、自身が守護すべき悪夢の迷宮〈絆の深淵〉に挑むのだった。 それがこの世の存亡を巡る、長い長い苦難の帰宅の始まりだとは、つゆ知らず……。 ――39回目の全滅。俺はまだ、帰宅の道筋すら見出せていない…。 (外部サイトでも掲載しております) (タイトル変更 2020/09/29)
更新:2020/11/21
東へ――。 世界の片隅で花めく娘と約束を交わした鬼が独り、暴力吹き荒れる地獄をさまよう。 そこは陽の光が当たらない枯れ果てた異形ひしめく森。 進む先は、地獄の獄卒たる鬼をして理不尽と言わしめる修羅の道だった。 そして長い争闘の果てに、鬼は存在し得ない古都で一人の子供と運命的出会いを果たす。 やがて二人は陽(ひなた)に向けて連れ立ち、長い旅に出る。 鬼が死ねば、子供も死ぬ。 子供が死ねば、鬼もまた道を見失って死ぬ。 それは魂に焼き付いた約束を果たす闇路。 小さなコンパスだけが、色めき輝く世界に道を示してくれるだろう。 ◇◆◇ アクションを主体とした冒険譚。 主人公は強いです。それでも死にかけるほど過酷な旅となっております。 混み入って重い世界観の中を、どこか飄々とした軽いキャラクター達が道を切り開きます。 不定期更新ですが、区切りでまとめて更新します。 カクヨムでも掲載しています。
更新:2020/6/6
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
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