いにしえの英雄王の身代わりになって、人魚の呪いを受けた身重の妃は、王妃の位を退き、公爵位をいただいた。その妃の血を引いた娘には、代々呪いを身に宿し、生まれつき歩くこと、海に近づくことが叶わない者が出た。 妃の末裔であるうつくしい公爵令嬢ソフィアもまた、人魚の呪いとともに生きていたが、彼女には夢があった。大海を行く船に乗ること。そして、物語で憧れた海賊に出会うこと! 海賊物語を暗唱し、海賊になりきって妄想を膨らませるソフィアに、新しい従僕がつけられた。海賊物語をよく知り、自分と話題を合わせられる彼に、ソフィアは大喜びしてこころを開いていく。だが、この従僕、実は、ソフィアの美貌の噂を聞きつけたお忍びの王太子だったのである。 おてんばな呪われ公爵令嬢と、それに振りまわされるお忍び王太子の、人魚にまつわる物語。
更新:2020/8/22
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地方貴族の娘ルキアは跡継ぎとして育てられた。だが、行く末を案じた父の命令で王都の貴族との縁談が決まる。見捨てられたと感じ、失意のうちに王都へ発つルキア。みずからの選ぶ道が王都へは通じていないとも知らずに──
更新:2016/6/22
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ある朝、電車で隣に座っていた青年が席を譲った。愛華は、その青年が同じ大学の学生だと知るも、無愛想で地味な彼から距離をおこうとする。しかし、友人たちとのつながりで、幾度も関わるうちに彼から目が離せなくなっていき──青春恋愛モノ。 ※個人サイト掲載作品
更新:2013/4/3
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「──ソメイヨシノって、知ってる?」西暦2274年3月、僕は同級生の美少女エイミのことばに誘われて、文献でしか知らない”サクラ”を探しに出かける。エイミの祖母の見たというサクラは、果たして目指す地にあるのだろうか。 近未来を舞台にしたサイバーパンク風SF。
更新:2013/8/4
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慶長六(1601)年七月一日、徳川秀忠の次女・珠姫は、数え三つで加賀国へ輿入れする。夫・利光は八つ。ままごとのような祝言だ。時を重ね、ふたりはたがいに思いを深めていく。
更新:2016/1/9
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