この世には『遺却の湖』という名の、人の記憶を溶かし石にかえてしまう湖があった。 捨てたい記憶。捨てたい自分。苦しむものたちがその特別な力にすがり湖を目指した。 そのひとつ、険しい山々に抱かれる湖で石を拾い続ける男・ヴァール。 ある日彼の目の前でひとりの少女が湖にその身を投じた。 望んで記憶を捨てたはずなのだが、目覚めた少女は信じようとはしなかった。 以前の自分がなぜ湖の力にすがったのか。 真実を求めヴァールや村人を巻き込んだ『理由探し』を始めるが……。 『記憶』をめぐり繰り広げられる、『彼』と『少女』の物語。 【重複投稿作品】 この作品は2022年2月より小説投稿サイト『小説家になろう』でも公開しています。
更新:2020/12/1
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