母は何年も前に消えてしまった王子との子供である私を産んだ。出会うはずない相手の子を産んだとして魔女と呼ばれた当時伯爵令嬢だった母は勘当され、辺境の村に住むように家を与えられた。 だが、罪人、魔女としかみない村人達には邪険にされ、嫌がらせされる。 そしてとうとう母はその命を落としてしまった。 どんな時だって泣かず、私の父は望まれた王子で、私も愛されて産まれたのだと微笑むお母様が、死んでしまったのだ。
更新:2021/2/15
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嫁ぎ遅れまして幾年月、この小指についている糸くずは何だと思いますか?うふふ、比喩でも何でもなく血の色した赤いこの糸ですよ、こん畜生。幼女なら口にして許される運命の糸屑も、ええ、良い年した私では痛々しいコレ。言っておきますが自分で結んだのではありませんから。 なんじゃこりゃ、と思っても縁起が悪くて除去出来ない糸屑。ある朝小指に結ばれていたわけです。誰の悪戯か凶悪な所業に泣きながら小指を突きつけて喚いた結果、腹を抱えて大爆笑を貰い、ええ、良い笑い者にされましたよ。どうやら他人には見えない類の悪質な物質らしいのです。恐ろしさ倍増ではないですか。
更新:2014/9/24
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少年は囚人だった。今まで一度も呼ばれた覚えはないが、名前はノアといった。辺境の街で死を待つ為だけに生かされ、毎日、ただ窓の向こうをぼんやりと見つめる____このまま、僕は消えてしまうのかな?見たことはないけど、きっと『雪』みたいに・・・・・___何故囚われているのかも知らないまま、彼は静かに目を閉じた。しかし、そこへ彼の守護者が現れて・・・・・
更新:2005/10/30
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憎しみに彩られたアンナの続編になります。従姉妹の両親を残虐に殺めたレイチェルが自分を省みる話です。
更新:2019/3/2
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