この世のありとあらゆる知識や術を習い覚え、『賢者』と呼ぶしかない高みに達したとある男。 この至上の知を、謙虚を知る若人へ教え伝えようと彼は決意する。 しかし、誰も彼に至上の知を教わりに来なかった。 賢者と愚者、謙虚と傲慢について、寓話風に描いてみた。
更新:2020/9/8
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第十代ラクレイド王の正妃であり、第十一代ラクレイド王の母であるカタリーナ王太后の、若き日の話。 夫であるスタニエールのまたとない妃であり、参謀であり親友であるが、彼の恋の対象ではない自覚のあるカタリーナ。 心に秘めた彼女の思いを語る。
更新:2019/1/18
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世界に名を知られるほど、優れた機織りの女性。 彼女の織る布は『幻の綺羅』と呼ばれ、高値で取り引きされている。 でも人生のすべてを機織りに費やした彼女の心には、満たされないものがくぐもっていた。 あの世へ迎えに来た死神の娘から渡された不思議なリンゴをかじり、機織りは、自分の求めるものを探す。
更新:2020/12/21
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穏やかな家庭を維持することだけを妻に期待し結婚した雄一。律子は期待通りの妻で問題はないが、愛している気はしなかった。 しかし、まだ新婚と言えそうな時期に急病で律子に先立たれ、雄一は妻を大切にしなかったことを激しく悔やむ。妻が行きたいと言っていた流氷の海を独りで見に行き、そこで妻の幽霊と出会う。 哀しいすれ違いの物語。 webコバルト短編小説新人賞第188回「もう一歩の作品」を修正。
更新:2018/4/2
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光と影が限りなく近付くたそがれの店で、魔法を売る女店主。 心を癒すささやかな魔法を求め、無意識で訪れるお客たち。 オムニバス形式の掌編たちをお楽しみください。
更新:2020/6/12
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架空の王国・ラクレイドの第二王子であるセイイールには秘めた思い人がいる。 だがその人は、彼が思いを寄せることなど許されない人だった。 許されない恋心を、彼は婚礼の席での祝婚歌に込める。 永遠に秘める、覚悟と共に。
更新:2019/12/2
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とある村に住む、ごくつぶしとさげすまれている変わり者の若者。 だが彼は村のため、たった独り命がけで水神様に掛け合い、村に泉をもたらすべく奔走する。 彼の優しい心根が、報われるまでのお話。
更新:2019/12/28
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