浦島太郎のぱろでぃー ちょっと異質な浦島太郎。 ここでは太郎兵衛という名前です。 助けた亀は出歯亀、太郎兵衛も盗撮まにあ。 それで竜宮から追われたという、無茶な噺です。
更新:2014/9/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
ある街の中心街は全域が歩行禁煙区域である。 あまりに喫煙者が片隅に追いやられる世相に反発し、お茶とタバコで寛げる店ができた。 店の名は、カフェ『霧隠れ』 世界中の銘柄がそろうタバコ喫みの殿堂である。 開店一周年の今日、俺は常連客の一人として店に足を踏み入れる。 さて、今日はどんな銘柄を楽しもうかな。 ところが、小粋な演出とともに、素敵なプレゼントが俺を待っていた。 これは、矢上弓美氏主催の勉強会。『サークル・シエスタ』第一回短編課題参加作品です。
更新:2015/3/7
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
どこにでもある街角。その光景を解説するモノがいる。 まだ明けやらぬ早朝からの光景は、通学児童が自動車に撥ねられたことを映し出し、事故後の救出劇をも克明に映し出した。 しかし、交通事故となれば自動車に責任がおしつけられてしまう。歩行者に原因があったということを証明できないからだ。 ところが、運転手の無実を信じて家族や仲間が懸命に目撃者探しをしても、動転して忘れたり、さまざまな思惑がはたらいて真実は究明できない。 一部始終を目撃していたモノは、掟を破ってある行動に出る。 その、あるモノの義侠心はどんな結末を招くのか
更新:2014/12/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
一鍬ごとに鍬が根元までサクッと入る。表層の固さとは大違いだ。どのあたりから柔らかくなったのか、きっと雅が最初に掘ったあたりからではなかろうか。でなければ、徳治や為吉の掘る速さが異常であった。二十歳をすぎて間もない雅でさえ腰の深さまで掘るのに汗みずくになったというのに、少し道を手入れする僅かの間に徳治は胸まで掘ってしまった。為吉にいたっては、雅が草刈りをする間に背丈を遥かに越えるまで掘り進んでいる。別に体格が優れているわけでもなく、力が強いわけでもないのにである。 『ぼちぼちだな……』 五寸、五寸と二度掘った雅は、さらに鍬が吸い込まれることに嫌な予感を感じている。 鬼灯は、枯れてなお中に実を留めることから、牢獄を意味し、その形から人魂を連想させる……
更新:2014/8/27
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
夜が白む頃、川釣りのクライマックスが訪れる。 山間の地域ならではの楽しみの一つが川釣りなのである。 失われつつある記憶。その第二走者に選びました。
更新:2014/8/27
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
因幡から石見にかけてを巡る、売薬 茂十。 越中五箇山生まれの茂十はこきりこが大好き。嬉しい時、辛い時、疲れた時、元気をふりしぼる時、いつもこきりこを口ずさんでいる。 出雲の宮に立ち寄った茂十は、宮司から嫁取りの使者を頼まれ、死ぬ思いで武家娘を貰い受けに行く。 一介の行商人にふりかかった難事を題材にしました。
更新:2014/8/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。