傭兵団の下っ端……のさらに下、戦場漁りのカナタは子供ながら生きるために戦場で金目のものを漁り続ける生活を送っていた。 そんなカナタの唯一の楽しみはたまに落ちている魔術の残りかす……魔術滓と呼ばれる小石を拾う事。魔力の塊ではあるが残りかすなため何にも使えず、時間が経てば消えてしまう何の意味もないそれを眺めるのが好きだった。 カナタの生きる場所で綺麗なものはそれくらいしかなかったから。 しかし、その残りかすからカナタは魔術の欠片、痕跡を徐々に見つけていく。 地道に。一つ一つ。そうして、彼はついにチャンスを掴む事になる。 無駄、無意味と言われ続けた積み重ねによって彼を成り上がっていく。 選び取れ。自分の道を。
更新:2024/5/2
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物心ついた時から病院暮らしだった少年、東雲律人(しののめりつと)はついに完成したフルダイブ技術を使うVRMMOゲーム「エタニティ・ブループリント」のテスターに選ばれる。 しかし、このゲームはどうやらただのゲームではなく……なんて事もお構いなしに律人は初めてプレイするゲームにのめり込んでいく。 仮想も現実も、奇妙な謎も全て含めてこのゲームを遊び倒す。彼は生まれて初めてそうする事を決めた。 ――ようこそ、仮想現実へ
更新:2024/1/20
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冤罪によって監獄で実験台にされていたセーマは後に師となる女性に救われた。 理不尽に奪われた時間を取り戻すかのように師の仕事を手伝い、やがて自分の魔術を会得したセーマはシェオル王立魔法学院の生徒失踪についてを調べるために入学する事となる。 それはセーマに人生を楽しんで欲しい師が調査を口実にした粋な計らいだったのだが、セーマはそんな事に気付くわけもなく生徒失踪についてを調べながら学生生活を過ごしていた。 しかし、ただの口実のはずだった生徒失踪についてセーマは徐々に不審な点に気付き始め……共に学生生活を送る友人達のために自分の目指す道を決意する。 「俺がなろう。全ての魔術師達が目指すべき星のような存在に」 ――彼は信じている。過去にどれだけ理不尽な目にあったとしても。
更新:2023/10/18
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