偽聖女のクレッサは、王城に呼び出された。 「聖女の名を騙る不届きな者というのは、そなたか」 第一王子の問いに、クレッサは答えた。 「ええ、私は確かに偽物ですけど。それが何か?」 終わらない隣国との戦争、その最前線で人を救い続けた彼女は、病死した先代聖女の偉業を思い返しながら、暴言を吐く。 『貴族であり、聖女と認められた者しか癒しの力を行使してはならない』などという決め事は、馬鹿げている。 これは救うべき者の為に己を捧げる覚悟を決めた、偽物聖女の物語。
更新:2023/4/15
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