気がつくと、わたしは戦場にいた。 体に突き刺さる矢、失われていく血。 あっという間にわたしは、意識が遠くなる。 そして、わたしは蘇る。 何度も、何度も蘇る。それは絶対に死ぬことのできない呪い。 それでもわたしは、この理不尽な世界を生きていくことを誓う。 残酷な人間達を、わたしは許さない。 わたしは異世界の奴らを許さない。絶対にだ 『カクヨム様でも掲載中』
更新:2019/8/2
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
この世界は残酷だ。 命は軽く、身の回りで常に命が失われていく。 俺はガラスの筒の中、液体に浮かんだ状態で生を受けた。 そう、自分で認識している。 体に緑色の石を埋め込まれて、気絶から回復すると、周りが全て瓦礫と化していた。俺以外のガラスの筒が全て破裂していて、誰も生きていなかった。 完全に、生き物がいない世界。 まずはそこから、抜け出したかった。 俺は一人、何も知らないまま世界を回る。 特異体質で、死が否定される。 それでも俺は、人間でありたかった。 必死に生を繋ぎ、無力ながらもあがき続ける。 それをあざ笑うかのように、国が、軍隊が、魔法兵器が世界を蹂躙していく。 そして大切な人を失った。 大切な物を、全て無くしてしまった。 だから俺は、世界を滅ぼすことにした。 ノベルアッププラス様でも掲載中。
更新:2019/10/18
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。