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タグ:男主人公/一人称

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作:間咲正樹

いつもツンツンしてる毒舌後輩女子に、惚れ薬を飲ませてみたら……?

「富田、聞いてくれ、俺は遂に世紀の大発明をしてしまったぞ」 「はぁ? 冗談は顔だけにしてくれませんか部長? どーせまた子どもすら騙せないレベルの子ども騙しなんでしょ? この前なんてカチューシャに竹とんぼを付けただけのものを、タケコプターだってドヤ顔で言ってましたよね? 高校生にもなって恥ずかしくないんですか? それとも地球を温暖化から救うために、場の空気を冷やす研究でもしてるんですか?」  いつもながらの部員が俺と富田の二人しかいない、科学部の部室。  そこにこれまたいつもながらの富田の毒舌が響き渡る。  まったく、こいつも黙っていれば可愛い顔してるんだがな。  まあ、だがそんな態度を取ってられるのも今のうちだけだぞ、富田。 「今回こそは正真正銘、マジモンの大発明だ!」 「――? 何ですか、これ?」  俺は富田の目の前に、小瓶に入った透明な液体を置いた。 「ふふふ、これはな――惚れ薬さ!」 「は、はあああ!?」  富田はただでさえ大きいくりっとした目を更に見開き、口をあんぐりと開けた。 「これを飲んだ人間は、最初に目にした人間のことを好きになってしまうのさ!」 「いやいやいや、いくら何でもラノベの読みすぎじゃないですか部長? そんなのIQピテカントロプス並みの部長に作れるわけないじゃないですか? イタい妄想は部長の黒歴史ノートの中だけに留めておいてくれませんかね?」 「おやおや? さてはお前、これを飲むのが怖いんだな?」 「なっ!?」  瞬間、富田の額にドデカい怒りマークが浮かぶ。 「心の底ではこれが本物かもしれないと思ってるんだろ? これを飲んで俺に惚れちゃうのが怖いんだ。だからそうやって何とか飲まない方向に話を持ってこうとしている。違うか?」 「ぜ、全ッッ然違いますよッ!? だーれが部長のヘッポコ発明品なんかを怖がるもんですかッ! ――いいですよ、飲めばいいんでしょ飲めば! これをインチキだって証明して、二度と立ち直れないくらい罵声を浴びせてやりますからねッ!」 「ふふふ、楽しみにしているよ」

更新:2022/3/4

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作:間咲正樹

双子の兄貴になりすまして、兄貴の彼女の超絶美少女とデートすることになった

双子の兄である輝喜(てるき)と俺は、顔こそ同じものの、中身のスペックは異世界転生モノのチート主人公と、名もなきゴブリン並みの差がある。 兄貴は文武両道なうえ、コミュ力もカンストしている超モテ男。 片や俺は、テストは常に赤点ギリギリ、スポーツテストは全種目赤点、コミュ力はマイナス256という超スーパーウルトラ非モテ男。 一卵性だから遺伝子は同じはずなのに、どうしてここまで残酷な差がついたのか? 神を呪わずにはいられない。 ――中でも特に兄貴を恨んだのは、俺が片想いをしている椎菜美雪(しいなみゆき)さんと付き合い出したことだ。 椎菜さんは超スーパーウルトラ非モテ男である俺に、唯一優しく話し掛けてくれる女神のような女性。 容姿も女神そのものである椎菜さんに心を陥落させられるのに、然程時間は掛からなかった。 とはいえ、俺と椎菜さんのスペックも、異世界転生モノのメインヒロインと、名もなきスライム並みに差があるのも事実。 俺はこの想いを誰にも言えず、ただ毎日を悶々と過ごしていた。 ――そんなある日だった。 「ああ、そういや俺、美雪と付き合うことになったから」 「…………は?」 兄貴が何でもないことのように、そう報告してきたのは。 確かに兄貴であれば、椎菜さんの彼氏として相応しいかもしれない。 だがそんな理屈では到底納得出来ない俺は、その夜、「じ、自分、これ以上水を吸うのは無理っす……!!」と悲鳴が聞こえるくらい枕を濡らした。 ――ところがその数日後、そんな俺をそれ以上の衝撃が襲うことになる。 「なあ、明日俺、美雪と初デートなんだけどさ、お前、俺になりすまして代わりに行ってくんない?」 「………………は?」

更新:2021/4/23

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