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作:華洛

ジョブチォンジ。悪役令嬢→リッチ→魔王。どうしたこうなった!

 アリア・ランドリス・グラウデス公爵令嬢は、婚約者の王子にパーティーでありもない濡れ衣で断罪され、服毒処刑されてしまった。  それから10年の月日が流れ、アリアは目覚めた。魔導王にして不死王と謳われるリッチとして!  更に5年の月日が流れる。  アリアは先代リッチの名前を引き継ぎ「エルプスユンデ」と名乗り、冒険者をする傍ら趣味の魔導研究をする自由気ままな生活を送っていた。 【魔導人形】  ある日、アリアは領主の娘・オルティナから家庭教師の依頼を受ける。  隣接している領主の息子・アルバトスから、「魔導人形(ゴーレム)」を使った試合をして、負けたら婚約しないといけないらしい。 自身にも苦い記憶がある婚姻関係なので躊躇っていると、オルティナが出してきた「魔導人形」はかつてアリアが造り出したものだった。  アルバトスが自身が造り出した「魔導人形」をバカにしていると知ったアリアは、一転して依頼を受けることにした。 【肉の芽】  突然だけど『肉の芽』という妖魔がいる。  無念や非業の死を遂げた人間が死んだ直後に肉体に発生する妖魔で、近くにいる他人へと寄生すると、元の人間と同じ姿形に変え、元と同じように生活をする。擬似的な死者蘇生を行使する幻の妖魔でもある。  そんな妖魔に、まさか、まさか、「不死王」「魔導王」最近だと魔王とまで呼ばれているリッチたる私が寄生されてしまうなんて! 【死体屋】  帝国には死体検案・葬式・埋葬などを一手に引き受けているタナトス伯爵家がある。  表にあまり出ることなく多くの死に関わる事から「死体屋」と蔑称されている一族だ。  伯爵家次女のトワは、魔導省に務めるルーファスから、ある「魔導人形」の内部骨子に使用されていた骨についての鑑定を依頼される。  鑑定していると、その骨はトワが学生時代に唯一普通に話しかけてくれた少女の骨だった。 ※基本的に1話完結となっています。 ※この作品には「Pixiv」と「カクヨム」にも投稿しています

更新:2021/4/25

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