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作者:秘翠 ミツキ

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作:秘翠 ミツキ

選ばれたのは私でした

「お姉様は、私が王太子妃になるのを横で指を咥えて見てるといいわ」 妹の趣味、姉を虐める事……。 姉アレクシアは、妹エルヴィーラの自尊心を満たす為だけに、侍女として付き添う事に。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 侯爵令嬢のアレクシアには、エルヴィーラという妹がいる。 「お姉様に、私が劣るなんてあり得ない」 妹の口癖だ。 妹は優秀で美しく、姉アレクシアは平凡で普通だと周囲からは言われた。 だが、それには秘密がある。 両親から溺愛される妹より優秀である事は許されいアレクシア。 妹よりも上手くダンスを踊れば、折檻される。妹よりもヴァイオリンを上手く弾けば、折檻された。 アレクシアはその為に、全てにおいて妹より劣って見えるように振る舞ってきた。 そんなある日、この国の王太子の妃を選ぶと伝令が出される。 妹は、王太子妃候補に選ばれ城へと赴く事になったのだが。その前夜アレクシアは、両親から衝撃の話をされる。 「エルヴィーラの侍女として、貴女も城へ行きなさい」 やがて、どうしても王太子妃になりたい妹は自滅して破滅の道を辿り、それに反するように姉アレクシアは、沢山の人望を集めて人々から愛されるようになり……。 *この作品はアルファポリスにも掲載されています。

更新:2021/11/21

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作:秘翠 ミツキ

あえかな令嬢〜あの……そろそろ幸せになってもいいですか〜

「傷のついた醜いお前はもう不要だ。妹の方は多少劣るが、傷物よりはマシだ」 婚約破棄を告げられ、仲が良いと思っていた妹には裏切られた侯爵令嬢のアリアは…… ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 侯爵令嬢のアリアには妹がいる。妹のロザリーは明るく社交的で両親から昔から溺愛されていた。それに比べて姉のアリアは物静か過ぎてつまらないと両親はアリアに無関心だった。 そんなアリアだが、実は王太子エドワール自慢の婚約者であった。彼はアリアの美しい容姿がお気に入りらしく、アリアを着飾らせていつも連れ歩く。「女は宝石と同じだ」彼はいつも得意げにそう語る。 そんなある晩、侯爵家の屋敷に何者かが侵入し、アリアの顔を斬りつける事件が起きる。それにより顔から首に掛けて傷が出来てしまった。 知らせを受け、エドワールは直様侯爵家へと駆けつけるが、アリアの傷を負った姿をみて、医師に尋ねた「傷痕は残るのか」と。医師は残念そうに頷く。 するとエドワールは興味をなくした様な顔になり、何も言わず帰って行った。 それから2ヶ月、エドワールは姿を現す事はなく見舞いにも来なかった。 そんな時舞踏会が開かれる事になり、アリアは久々に城へ行く事になったのだが。 エドワールの隣には何故か妹のロザリーの姿があり……「傷のついた醜いお前はもう不要だ。妹の方は多少劣るが、傷物よりはマシだ」 婚約破棄を告げられ、仲が良いと思っていた妹には裏切られアリアは戸惑い呆然とするしか出来ない。 だがそんな中、隣国の王太子クロヴィスが現れて……。 *この作品はアルファポリスでも掲載しています。

更新:2021/8/24

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作:秘翠 ミツキ

天秤〜彼は、私と彼女を天秤にかける〜

「アロイス兄様を呼んで」 婚約者の病弱な幼馴染は、我儘で私の婚約者が大好きだ。そして彼もまた、彼女を溺愛していて……やがて、私は捨てられた。 だが、代わりに王太子候補であり、彼の弟の第二王子ヴィルヘイムが私に求婚してきた……⁉︎ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 侯爵令嬢のリディアには、婚約者であり第一王子のアロイスがいる。そして、彼には幼馴染で従妹のマリエッタがいる。彼女は生まれつき身体が弱く長くは生きられない。本来はマリエッタがアロイスの婚約者になる筈だったが、身体の事がありなれなかった。そんな彼女の代わりにリディアが、アロイスの婚約者に選ばれた。 アロイスはリディアを優しく大切に扱ってくれる。だが事あるごとに、マリエッタは彼を呼びつけた。体調が優れないと直ぐに「アロイス兄様を呼んで」と駄々を捏ねる。そして彼も…… 「マリエッタ様のお加減が」 その従者の一言で、アロイスは全てを投げ出し迷う事なく彼女の元へと行ってしまう……。 社交の場でも、いつもアロイスの隣にいるのは婚約者であるリディアではなく、マリエッタだった。「マリエッタは、人見知りで私でないとダメなんだ」彼は優しく笑って、そう言った。 *この作品はアルファポリスでも掲載しています。

更新:2021/5/12

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