立てば麗人、座れば美玉、歩く姿は王子様。 凛麗学園二年一組、学園の王子様、月宮鈴乃(つきみやすずの)。 美しく、可憐で、儚げで、愛らしい容姿。 それでいて誰にも分け隔てなく接し、甘い言葉を囁く彼女。 「やあ、子猫ちゃん」 「おはよう。今日も可愛いね」 「髪切ったんだ。男らしく、とてもよく似合っているよ」 そんな彼女には、外では見せない秘密の顔がある——。 「正吾、抱っこー!」 「正吾、お菓子食べたい」 「正吾のご飯好きーっ」 「正吾」 「正吾~」 そう、彼女は日向正吾(ひなたしょうご)の前では、極端な甘えん坊だったのだ。 これは、そんな彼女の裏の顔がばれないように奮闘する少年と、そんな少年に恋をする少女達の青春の一ページ。
更新:2021/8/5
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俺、久堂真日(くどうまなび)は学校には内緒で、カメラマンとして生計を立てていた。 活動名は【MANA】。主にコスプレイヤーから依頼を受け、写真を撮っている。 そんな中、新進気鋭の新人コスプレイヤー、【トワノセイ】から撮影の依頼を受ける。 そしてる当日、スタジオに現れたのは── 「と、【トワノセイ】です! よろしくお願……い……?」 ──我が校きっての才女であり、コスプレとは縁もゆかりも無い絶世の美少女……十和田聖(とわだひじり)だった。
更新:2021/10/19
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『運命の赤い糸症候群』 数十年前から突発的に現れた奇病は、世界をある意味で混乱に陥れた。 16歳になる年の4月22日に、左手の薬指に現れる赤い糸。 切れないし燃えない。それどころか触ることもできない。 その赤い糸は同い歳であれば、世界のどこかにいる運命の人に必ず繋がっている。 繋がっている相手とは何があっても絶対に結婚することになり、何があっても幸せになることが約束されている。 互いにアゲチン、互いにアゲマン。 故にそれは、『運命の赤い糸』と呼ばれていた。 そう……それが、天敵のような相手だったとしても──。
更新:2021/2/12
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私立黒羽高校は男子校だ。 しかし昨今の生徒数の減少により、私立白峰女子高校と統合することになった。 俺の名前は八ツ橋葉月。──黒羽高校の生徒会長。 そして彼女は、雪宮氷花。──白峰女子高校の生徒会長だ。 統合初年度ということもあり、任期が満了するまで生徒会長が二人という体制体制となった。 美しく、クールで、完全無欠。 氷の女神様と呼ばれている女性と。 しかしその実態は──どんなことにも手は抜かず、融通も利かない。超が付くほどバカ真面目な、真の意味で氷のような女神様だった。 しかも引越し先のお隣が、まさか雪宮氷花のお隣で。 図らずも隣人になった俺は、完全無欠と思われていた雪宮氷花の、とんでもない秘密を知ってしまったのだった。
更新:2022/8/15
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