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作者:江田・K

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作:江田・K

「〈王の器〉を継承しますか? 〉Y/N 」 〜1000年かけて蓄積されたぶっ壊れ性能のスキルを駆使して新米国王としてがんばります〜

 千年王国リーデルシュタインの妾腹の第三王子であるアルベルトは剣や魔法の才能には恵まれてはいなかった。現国王である彼の父は病床にあり、次期国王は誰かという話題はアルベルトの耳にも届いていた。次の王位は第一王子か第二王子のどちらかが継ぐだろうと誰もが考え、アルベルト自身もそう思っていた。  ある日、父王からアルベルトたち王位継承権者は〈王の器〉の話を聞かされる。それは伝承にある〈王の器〉は竜を倒し、嵐を退け、民を救ったとされる正体不明の神器。父王は〈王の器〉が次の王を選ぶ、と言った。その言葉の真意をアルベルトが知ることになるのは、父が逝去した後のことだった。  アルベルトは、自身の視界の真ん中に浮かぶ「〈王の器〉を継承しますか?」という文字列に困惑していた。  王宮に侵入していた暗殺者に命を狙われ、無力なアルベルトは他に対抗する術を持たず、〈王の器〉を「継承する」と宣言。〈王の器〉に秘められた力とは――、歴代の国王たちが1,000年かけて研鑽し積み上げてきた「職能《クラス》と技能《スキル》」の集合体だった。アルベルトはそのうちのひとつ「クラス:剣匠」を使い、暗殺者の撃退に成功するが、既にふたりの兄王子は暗殺されていた。  1,000年分のチートスキルを手に入れて、なし崩し的に王位に就くことになったアルベルトは王国で起きる様々な事件に――王として、時には素性を偽って貧乏男爵家の三男を名乗ったりもしつつ――関わっていくのだった。 ※カクヨムにも掲載しています※

更新:2021/12/8

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作:江田・K

抜けと言われた聖剣へし折ったら ~メンヘラ女に刺されて自称女神の手で異世界転移を果たした俺、聖剣を手にしたまではよかったけど勇者の待遇が悪すぎるので逃亡します~

彼女の家で料理をしていたら闖入してきたメンヘラ女に刺され死んだタクシは、自称女神によって半強制的な異世界転移を果たしてしまう。 聖剣のある大聖宮にて、巫女長より勇者として聖剣を抜くように言われ、タクシは「抜かれたくなさそうな聖剣」を前に強硬手段を取った。抜くのではなくへし折ったのだ。 へし折った聖剣で、突如襲来したワイバーンの群れを退治、魔王の影も退けたタクシだったが、勇者の待遇のあまりの酷さに逃亡を決意、実行に移した(即座に手配がかけられたが)。 逃れた先の宿屋で聖剣は、その姿を金髪碧眼の幼女へと変えた。名前を付けろというその聖剣をタクシはムニスと名付ける。 こうして、異世界で求められる自身の役割をガン無視した、勇者と聖剣の逃走劇がはじまったのだった。 ※本作は「カクヨム」にも掲載しております。

更新:2021/9/23

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