特務科の女子部にかよう葛葉(くずは)は、晴れやかな婚約披露に招待されていた。 華族令嬢と婚約するはずの御門(みかど)家当主――可畏(かい)は、葛葉を見つけると、なぜかこう宣言する。 「私の花嫁は彼女だ」と。 文明開花により、華やかに変化した帝都。 頻出する異形がもたらす怪事件のたどり着く先には? 人と妖、異能と異形、怪異と思惑が錯綜する和風ファンタジー。 ※他の投稿サイトにも掲載しております。
更新:2024/2/20
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辺境の小国サイオンの王女スーは、ある日父親から「おまえは明日、帝国に嫁入りをする」と告げられる。 幼い頃から帝国クラウディアとの政略結婚には覚悟を決めていたが、「明日!?」という、あまりにも突然の知らせだった。 ろくな支度もできずに帝国へ旅立ったスーだったが、お相手である帝国の皇太子ルカに一目惚れしてしまう。 絶対におしどり夫婦になって見せると意気込むスーとは裏腹に、皇太子であるルカには何か思惑があるようで……? ※他投稿サイトにも掲載しています。
更新:2023/9/30
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マスティア王国に来て、もうどのくらい経ったのだろう。 ミアを召喚したのは、銀髪紫眼の美貌を持った男――シルファ。 彼に振り回されながら、元の世界に帰してくれるという約束を信じている。 ある日、具合が悪そうな様子で帰宅したシルファに襲いかかられたミア。偶然の天罰に救われたけれど、その時に見た真紅に染まったシルファの瞳が気にかかる。 王直轄の外部機関、呪術対策局の局長でもあるシルファは、魔女への嫌悪と崇拝を解体することが役割。 いったい彼は何のために、自分を召喚したのだろう。 ※他投稿サイトにも掲載しています。 ※おまけSSを更新後、タイトルに副題をつけてみました。
更新:2020/12/25
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絶世の美貌を謳われた王妃レイアの記憶に残っているのは、愛しい王の最期の声だけ。 凄惨な過去の衝撃から、ほとんどの記憶を失ったまま、レイアは魔界の城に囚われている。 人界を滅ぼした魔王ディオン。 逃亡を試みたレイアの前で、ディオンは共にあった侍女のノルンをためらいもなく切り捨てる。 「――おまえが、私を恐れるのか? ルシア」 恐れるレイアを、魔王はなぜかルシアと呼んだ。 彼と共に過ごすうちに、彼女はわからなくなる。 自分はルシアなのか。一体誰を愛し夢を語っていたのか。 失われ、蝕まれていく想い。 やがてルシアは、魔王ディオンの真実に辿り着く。 ※他投稿サイトにも掲載しています。
更新:2020/6/9
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