王国ファーロスの第十三王女ルーチェは「白百合宮の眠り姫」という異名を持つ病弱な姫君として知られていた。王も兄たちもルーチェの将来には何の期待も寄せておらず、ルーチェは忘れ去られたかのような小さな宮の中で長い眠りを繰り返すだけの日々を送っていた。 ルーチェの唯一の心の拠り所は、眠り続けてしまう彼女のために祈りを捧げ、治療をしてくれる神官エトアルだけ。彼に抱いた叶わない想いに身を焦がしながら、今日も一時の逢瀬を楽しむルーチェだが――。 ※「カクヨム」にも投稿しています。
更新:2020/11/13
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花のように可憐な少年は、宝石のように美しい竜に飼われることになった。 ――食事として。 「惚れたんだ。キミの体に。肉の味に。血のにおいに。骨の形に。……だから、私に飼われてくれないかい?」 少年は、百年に一度しかこの世に現れないとされる「竜のごちそう」だった。 そんな「ごちそう」を拾った真紅の竜は、彼に呪いをかけて不老不死にしてしまう。 「永遠にキミを食べ続けられるように。食べても死んでしまわないように」 と。 ――これは、美しき真紅の竜と彼女に飼われた少年が、どこか歪んだ関係を築きながら、永遠を探す物語。 *第一部(五十話まで)は一話あたりの文字数が少なめ。第二部から増えます。
更新:2018/6/30
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今日とある王国が無血で帝国に統合される。それもこれもレティシア様が帝国の王子と恋をして結婚したからだ。レティシア様万歳! そんなどこからどう見ても幸せな物語の裏側の話。歪んだ愛のためにそれぞれがそれぞれのために動いたただそれだけの話。
更新:2018/7/13
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