……忘れたいと思う記憶や思い出を消せるという不思議な珈琲の噂があった。 「なんで俺はこんなことをしなければならないのかね……」 これは忘れたい記憶を持つ人間に忘却という救いを与える珈琲と、その珈琲を提供しながらも存在を嫌う店主のお話である。 ※暗めのお話です。 ※そのわりにオッサンがふざけてる。 ※アルファポリスにも掲載中。
更新:2020/2/1
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才能ある妹の引き立て役と尻拭いを長年勤めて来たリブラ・メイディックは父からの勘当宣告に喜んで同意し、森の奥に建てた念願のマイホームにて自由を謳歌していた。 しかしある日、妹の身代わりに皇帝陛下の妻として差し出されることに。光栄なはずの申し出になぜ妹は拒絶したのか。 強制的に連れられた帝都で、リブラは引きこもっていた間に世界が随分様変わりしたことを知るーー。 役立たずと言われ続けたお掃除魔法によって帝都に蔓延る病魔を綺麗にし、顔面最恐の不眠皇帝(中身良い人)から求愛されるお話です。
更新:2023/7/31
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世界中から忌み嫌われる災厄の魔女リディア。 誰からも負の感情を向けられる存在でありながら、世界を祝福して死ぬことを義務付けられている彼女は、人と接することを禁じられ、一人森の奥で引きこもり生活を満喫していた。 そんな彼女の元に、ある日推しそっくりなお兄さんが現れる。彼は行く宛てがなく、もし自分を家に置いてくれるならそのお礼として君の夢を叶えようと持ちかけてきた。 リディアの夢は、たった一度でいいから恋をしてみたいというささやかなもの。 こうして、嫌われ魔女と裏があるお兄さんの仮初恋人契約が始まった。 完全趣味に走った話。のんびり更新。 R15は保険です。
更新:2023/7/2
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「空」 人々がそこに憧れ、およそ120年前にようやく到達した場所。 でもそれは私にとっては恨みを晴らす場所でしかなかった。私を生み育ててくれた両親の仇を討つ為の場所。 私の最期の場所になるはずの空。それが少しずつ変わっていくのは、もう少し後になる。 そう。私は大切な人達と出会い、私にとっての空は変わっていく。空の色は変わらずとも、意味は変わる。 まるで、常に形の変わる雲のように。
更新:2023/6/19
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妹の策略で顔に大火傷をおってしまい、そのおぞましさゆえ仮面をつけるよう命じられているマリアベル。影では仮面令嬢と嘲笑の含まれたあだ名で呼ばれていた。 ある日唯一の貰い手であった婚約者からも婚約破棄を願われてしまう。 そんな傷心の彼女を救ったのは一人の美しい青年だった。彼はすぐさまマリアベルに婚約を申し込む。 しかしマリアベル以外の者には彼が腰の曲がった老人に見えているようでーー? 長年慕い続けていた相手の仮初めの妻(だと思っている)になったマリアベルと、過去の恩人を忘れられずにいるがマリアベルの真っ直ぐさに可愛がりたくなる夫の両片思い。 ※ 公募にあたって続きを書いています。完全ハッピーエンドまでいけるはず。
更新:2023/5/7
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魔王に最高に可愛い娘が産まれた。 しかし、難産の末に妻が危篤に陥る。 魔王の祈りが届いたのか、奇跡が起きて妻は助かるが、どうやら治したのは産まれた直後の娘らしい。 娘からほとばしる黄金の光。 異常なまでの治癒能力。 愛娘を抱きしめるたびに瀕死に陥る魔王。 もしかして、魔王の娘が、数百年に一度生まれるという魔王退治の切り札なのか? それだけでも悩みのタネだったのに、なんと魔王の息子は……。 そんなこんなで十数年が経ち、人間の侵略に耐えかねた娘は、正体を隠して旅に出ます。 ヘタレな魔王を守るため、大切な家族である魔族を守るために。 いつか人間との完全和解を夢見て。
更新:2022/12/8
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