――私が婚約を決めたその日、弟は消えた。 晩夏。茹だるような熱気が包む町に、陽炎が揺らめく。 両親の再婚によって出来た弟、紅葉。 彼は、恐ろしいほどに美しかった。 紅葉と心を通わせていく内、わたしは、彼がわたしを「おねえちゃん」と呼ばないことに気付く。 やがて、その理由が明かされる時、義理の姉弟という関係が少しずつ歪に形を変えていく。
更新:2021/10/30
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気に入らないと、そう思った。 教室の隅。不機嫌そうに机に頬杖をつき、眼鏡越しに彼女を盗み見ながら。 いつも笑っている杉原のことが、気に入らないと……強く。
更新:2015/11/16
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「奇跡の右手」と呼ばれていた天才少年画家、水無瀬佑はとあることをきっかけに絵が描けなくなってしまった。 そのまま大学へ進学した彼が出会ったのは、彼の絵のファンだという女子高生、梨谷要。 もう一度絵を描いてほしいと切に願う要に、佑は次第に心を開いていきます。 互いに事情を抱えながらも、互いを支え合って成長していくお話です。 また、二人が徐々に意識していく様子も見どころです。 泣いて、笑って、あったかくなりたい方に、ぜひ読んでいただきたいです。 暗いシーンもありますが、キュンとしたい方にもおすすめです。 ※現在星空文庫・カクヨムでも投稿しています。 処女作品です。 ぜひご感想・アドバイス等いただけると嬉しいです。
更新:2020/5/6
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男は目を覚ますと、見覚えのない部屋のベッドで横になっていた。ここは病棟か何なのか?わからないままその部屋で過ごしていくことに。1日ごとに色彩の変わる部屋、この奇妙な体験の行く末は――
更新:2017/9/18
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