欧米に対して戦闘機の高速化競争で後れをとった帝国海軍はその差を一気に埋めるべくこれまでの格闘性能重視の軽戦思想から速度性能重視の重戦思想へと舵を切る。 その結果生まれたのが一二試艦戦として開発された烈風だった。 それは前方視界と翼面荷重をガン無視した、極端から極端に走る日本民族が持つ、格好いいかどうかは別としてひとつの生き様の写し鏡でもあった。 やがて開戦。 日本の運命を背負い烈風や強風といった「風」の名を持つ護国の翼が連合国の戦闘機群を、そして太平洋艦隊を迎え撃つ。
更新:2021/11/29
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大艦巨砲主義かあるいは航空主兵主義か。 海軍内で起きた主導権争いは、だがしかしとある人物の心変わりによって主流派の鉄砲屋ではなく傍流だったはずの飛行機屋が勝利する。 軍縮条約明け後を見据えたマル三計画で帝国海軍は四隻の装甲空母を建造、対米戦に突入する。 ※この作品はカクヨムにも掲載しています。
更新:2023/8/19
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1934年冬、島が移動しているという通報が憲兵に入った。 その頃、海軍航空本部長であった山本五十六はそれを目撃した。 そして見つかったのはこれから辿る日本の未来が書かれた歴史書と武器の世代を2つ3つ超越するような 新兵器の設計図や電探の設計図などが入っていたのだった。 日本を歴史書通りの悲劇を歩まぬようにする為に日本は一致団結し、アジア植民地解放に奔走するのであった。
更新:2017/8/6
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2025年アメリカ合衆国は一方的に日米安全保障条約を破棄し、日本点在している各基地から撤退を開始した。日本政府は憲法9条破棄と自衛隊を日本国海軍、日本国陸軍、日本国空軍に変更し、日本国海兵隊を設立すること、軍備増強を行うことを宣言。 それから5年後、新たに設立された日本海軍太平洋艦隊は、訓練のために太平洋へと出るが、その途中で濃い霧に覆われてしまう・・・
更新:2015/6/7
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加筆修正版を新たに作りました。そちらをよろしくお願い致します。 海に浮かぶ島国、扶桑帝国と大洋を挟んだ大陸国家アメリア共和国は、領海や南の資源地帯の利権をめぐり、緊張状態が続いていたが、扶桑帝国海軍内でも、穏健派の軍令部総長と主戦派の間で、水面下の政争が繰り広げられていた。 多田野幸隆はそんな軍令部の中でも作戦や人事などを担当する1課と異なり補給や生産などを司る政争とは無縁の地味な部署の若きエリート士官であったが、ひょんな事から、政争に巻き込まれ、穏健派の没落と共に辺境基地に新たに作られる弱小艦隊、第12独立艦隊司令という事実上の左遷命令を受ける。 同じ頃、主戦派の勝利で扶桑帝国は緊張状態が続いていた隣国のアメリア共和国との戦争に乗り出し、艦隊指揮の経験に乏しい事務方の素人司令率いる第12独立艦隊は国家、海軍の様々な思惑に絡み、最前線へと送られてしまう…。
更新:2015/9/27
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