俺、三木綱吉(みきつなきち)は晩秋の夜中に、ぼんやりしていた。 なっちゃんこと二岡夏樹(ふたおかなつき)との仲についてだ。 なっちゃんとの間柄はいわゆる幼馴染で、それだけでは言い切れない妙な関係だ。 小学校の頃、三国志演義にハマった俺たちは、ついノリで「桃園の誓い」なんてものを交わしてしまったのだ。 「我ら生まれた日は違えども 死す時は同じ日同じ時を願わん」と。 守る義理も何もない約束をなっちゃんは本気で守る気で、だから俺は少し悩んでしまう。 「友達として」一生ともにあることでいいのか、「それ以上」になりたいのかー。
更新:2021/11/15
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飯塚直樹は、とある地方都市の、さらにちょっと特殊な環境で生まれ育った高校二年生。 その特殊な環境とは-同じ職業の親が集まる団地で、共に生まれ育った事。 さらに、小学校と中学校が近くにあって、住んでいる地域が近いとあって、幼馴染が普通な環境。 そんな、「幼馴染だらけ」の地域でも、色恋は発生するもので、直樹にも心惹かれる女性が居た。 森結子。同じ団地で生まれ育った二人は朴訥な性格もあって仲良し。 兼ねてから、結子の事を憎からず思っていた直樹だが、浮世離れした彼は、結子のアプローチをスルー。 煮え切らない直樹に業を煮やした結子は、とある行動に出はじめてー? ちょっと、ぼーっとした主人公と、そんな性格を理解しつつ付き合ってきたヒロインが 織りなす、あたたかい(?)恋愛模様をお楽しみください。
更新:2021/3/20
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松井隆信は、ちょっと複雑な境遇で育った高校2年生の男子。 小学校の頃、彼は両親の海外転勤に伴い、父方の祖母に預けられ、そこで育った少年。 そんな彼とお隣さんとして長年親しくして来た、同い年の少女の名前は古賀麻里。 躾の厳しい両親の元で育った彼女は、穏やかで清楚、容姿端麗な少女。 今日は2月13日で、明日はバレンタインデー。 麻里にいつしか異性として惹かれていた隆信は、ちょっとした期待をしていた。 麻里からは毎年、義理とはいえチョコレートをもらう仲。 そんな期待の中、彼女から遠回しの告白の言葉を受けた隆信。 本番は明日なのに、と訝しがりながらも素直に喜んだ彼だったものの、彼女の真意は実は……。 清楚で真面目で、でもちょっと天然な少女と、そんな彼女に心惹かれた少年の暖かいラブコメディーです。
更新:2021/2/8
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俺、八坂隆二は、都内の国立大学に通う三年生。 そんな俺が、電車で家に帰る途中で見た夢に出てきたのは、かつての初恋の彼女。 俺は懐かしくなって、その彼女―東城礼子―の名前で、フェイスブックを検索してみた。 すると、実際に居たのだ。彼女本人が。友達申請をふと送ってみると、速攻で承諾。 かくして、中一の夏以来、途切れて居た縁が繋がることになった。 俺と彼女は再び仲良く遊ぶ仲になって、それから、再び恋をした。 これは、昔を共有して、でも、違う道を歩んだ二人の人生が再び交わる物語。
更新:2021/5/28
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今、俺、的場防斗(まとばさきと)は彼女と抱き合っていた。 消毒液のツンとする香りにほんのりと汗の匂いと少し甘い香りに。 授業中だってのに、なんで俺は保健室でこんな事をしているんだか。 かつての誓いを忘れたわけじゃない。病弱な彼女を支えるのだと。 でも最近は恋人なのか恋人でないのか曖昧なこの距離が少しだけ苦しい。 今なら告白しても、いいだろうか?
更新:2021/9/5
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桂木健斗は、高校2年生の平凡な若者。彼は、懇意にしていたパン屋で去年から、アルバイトをしている。 パン屋には看板娘がいて、いつも笑顔で元気と評判。看板娘の天城唯菜と健斗は昔からの付き合い。 昔から仲が良かった二人だが、高2の今でも、関係は一向に進展せず。そんな状況に、健斗は少しもやもや。 ある日の夜、健斗は唯菜から「男子から告白をうけたんだけど」と相談を受ける。 焦る健斗だが、唯菜の相談内容は、健斗の想像斜め上のもので-。 これは、明るく元気だけど、自分自身の感情に無自覚だった、鈍感な彼女と、 彼女とずっと一緒にいようとした彼の、過去と現在を巡る物語。
更新:2021/2/16
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夏野進夜は、大学2年の青年。 彼は、春の夜桜を見に来ている時に、新歓コンパに間違って引っ張り込まれる。 現場に居たのは、本来そこにいるはずのない女性。 春野夜桜。3年前に引っ越した、かつて進夜の親友だった彼女。 とっくに嫌われたと思っていた相手。 彼と彼女の間にあったのは、本当に些細なすれ違い。 これは、彼と彼女のすれ違いと再会のお話。
更新:2020/11/14
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俺、前崎宗語はこの春、高校一年生になる。そんな俺にはとても楽しみなことが一つあった。 小学校の六年間をともに過ごした、なっちゃんこと後藤夏美がこちらに帰ってくるのだ。 俺となっちゃんは、中学三年間、ラインで欠かさずやり取りを続けた、親友といってもいい仲だ。 ただ、なっちゃんは、「帰ってくるまで写真は見せない」と言って譲らなかった。 元々、ボーイッシュな格好をしていた彼女だ。何か気にしているんだろうと思っていた。 しかし、再会した彼女といえば、文句ない美少女に成長していた。そして- 「別れる前の宣言、果たしに来たよ」 確かに、そんな事を聞いたことがあった。 一体、どんな思いを告げるつもりなんだろう。 これは、遠く離れたお互いを想い続けた、二人の再会の物語。
更新:2021/4/29
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