怪我を負って弱り切っていたサバトラ白の子猫は、不思議な青年に拾われた。青年は街を巡り歩く語り部で、子猫には彼の言葉がどれもきらきら輝いて見えた。青年は子猫にトラと名付け、トラは青年と一緒に街を巡り歩く旅猫となった。
更新:2016/9/22
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道端で死んだ動物の死体は、誰が片付けているのか? ある冬の朝、一羽のヒヨドリの死骸を見付けた恵は、ふとそんな疑問を抱いた。友人の俊彦は獣やカラスの仕業だと答え、恵はひとまず納得する。しかし、彼女が見かける死の周りには、いつも白いワンピースの少女の姿があった。
更新:2016/7/8
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森を歩く女の子は、冬の寒さに震える森の動物たちに、自分が身に着けている温かい物を、一つずつ与えて行きました。そうしてたどり着いた森の真ん中で、彼女は一人の雪だるまと出会います。彼は、本当は人間の少年ですが、恋人を失った悲しみで、身も心も凍り付き、雪だるまになってしまったのです
更新:2016/1/1
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南方の、名も知れぬ無人島に不時着した戦闘機乗りの菅野博士は、しゃべって動き回る不思議な植物と出会う。博士は彼女を花子と名付け、二人は奇妙な共同生活を始めた。
更新:2015/12/26
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お腹を空かせて死にかけていたスズメのチュン太は、コッコ伯爵を名乗る立派な雄鶏に命を救われる。囚われの身の伯爵を哀れに思ったチュン太は、彼を鶏小屋から救い出し、彼の家臣となって冒険の旅へと誘う。人間の追っ手から逃れ、冒険の旅を続ける二羽だが、安住の地と定めた公園で、伯爵はついに捕らえられてしまう。チュン太は再び虜囚の身となった伯爵を、カラスのヤスケに知恵を借りて救い出すが、彼らが逃げ延びた先は、かつてコッコ伯爵との戦いで片目を失った、恐ろしい白イタチの棲む森だった。
更新:2015/11/4
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カケヒサマにお参りすると必ず告白が成功する。そんな噂を確かめるため、仁は神社でおまじないを試みた。しかし、そのおまじないは彼の影の中に、彼の理想の女の子を生み出した。仁は影の女の子を影子さんと名付け、影子さんは仁のカノジョになった。その翌日、仁は隣のクラスの香澄から告白を受ける。人外とは言えすでにカノジョがいる身の仁は葛藤の末、香澄の告白を断る。しかし、香澄もまたカケヒサマにお参りをしていた。カケヒサマの力が通用しないと知るや、彼女は恐るべき怪異を引き起こした。
更新:2015/10/6
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マリーが母の口紅を手にした時、鏡の中の彼女は姿を消した。溶けて崩れた世界に放り出されたマリーは、窓の無い奇妙な部屋で老人に銀の懐中時計を渡される。それは鏡の姿を失ったマリーを、大人の姿に変身させる魔法の懐中時計だった。老人から懐中時計の使い方を教えられたマリーは部屋から放り出され、ラビーノ伯爵を名乗る白ウサギの館へとやって来る。ラビーノ伯爵はマリーを歓待し、彼女の助けになることを申し出るが――
更新:2015/9/7
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中学二年の夏休み。健一が母の実家で出合った女の子は、どこからどう見ても虫だった。村人がタマヒメ様と呼び慕う、その不思議な生き物に、初めは戸惑いを覚える健一だったが、彼女と一緒の時間を過ごすうちに彼は次第に心を惹かれて行く。しかし、二人の元には不穏な影が忍び寄っていた。
更新:2015/7/30
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