クレイシル侯爵家の令嬢アリシア。 生まれてこの方、人並みの生活を送れずに怠惰、睡眠、無関心を貫いてきた彼女に訪れた一つの災難は何やら全体的に黒々として、翼があり、それなりに端整な面差しをしていた。 「アリシア嬢、どうか契約を」 「……今は、とにかく寝かせて」 これは彼女が寝台を降り、一歩を踏み出すまでのお話。
更新:2017/1/1
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我が家のチロルさんに、どうやら春が訪れたようです。 庭先のゴロゴロに始まって。 弟の良き相棒を襲った突然の悲劇まで。 とうとう今日は、臨時の家族会議(両親不在)です。 「竜の春だね」 「うん、竜の春だよ」 そんな問答から始まった、ある晴れた一日。 エイム家を巡る日常譚。
更新:2014/8/5
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私の弟には、かつて兄に憧れていた黒歴史があります。 五年前、冬の月の夕刻。 帰宅した弟が、誇らしげに姉に見せたもの。 「リズ姉!!見てこれ。飛竜の卵だよ。森で見つけたんだ!!」 「…………(うん、知ってる)」 ……弟よ、これは冗談でも笑えない。 そんな少女を巡る過去譚。
更新:2014/6/23
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穏やかな日差しの下、生まれて初めての旅に出ることにしました。 「姉さん……その荷物は、何?」 「うん、二日分のお弁当と保存食」 そんな姉弟のやり取りから始まった、運命の一日。 山積みのランチボックスをチロルさんの背に乗せて。 エイム家の三人が目指す先は-------魔境の城。 エイム家を巡る日常譚、これにて終章。
更新:2014/9/28
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冷蔵庫で大空への旅に出る少年と、それを見守る少女の物語。気楽にサクッと読めるショートコメディです。
更新:2011/11/5
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僕はただ、遠くから君を眺めていられれば良かった。 ただそれだけで良かったのに。 君のせいで、君を好きになってしまった。 そのせいで、こんなにも辛い想いをしなければならなくなった。 僕の悲しすぎる初恋の話
更新:2012/6/3
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――既に人類の覇権は失われた。僕たちは今、捕食者との絶望的な闘争のただ中にいる。 百年前、突如として地球に現れた、侵略的異界外来種『エスカータ』。彼らを狩りうる超人『ハウンド』の抵抗も虚しく、人類はその版図のほとんどをエスカータたちの爪牙に奪われてしまった。 ヒトのものではなくなってしまった地球の片隅で、ハウンドの少年、瑞貴は、数百万人もの命を華奢な肩に背負う少女、マリーと出会う。 襲い来る、圧倒的な力を持つ生物を相手に、少年少女はその青春を燃やして懸命に戦い抜いていく。 この戦いに、悪意や野心が介在する余地はない。これは純然たる生存闘争だ。
更新:2015/10/25
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