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作者:りんご飴

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作:りんご飴ツイン

公爵令嬢はポンコツメイドと入れ替わったようです

 アリスリリア=ブリュンフィル公爵令嬢は身分に関係なく慈愛に満ちた心優しい淑女として有名であった。  そんなもの、自身の評価を上げるための演技でしかなかったが。  本当の彼女は典型的な貴族令嬢と同じく高慢であり、他者が自分のために尽くすのが当然だと考えている。  メイドや執事のような使用人は単なる道具でしかなく、乱暴に扱おうが良心が痛むわけがない。それもこれまで美談のために拾ってきた平民の使用人であればなおさらだ。  そんな使用人の中でもシェルファという少女は鈍臭く、能力的にも平均よりかなり劣っていたのでよくポンコツメイドだと叱責していた。  そんなある日。  よりにもよってアリスリリアとシェルファの頭がぶつかって魂が入れ替わった。 「それで、どうしてわたしたち入れ替わったの? アリスリリアさまの魔法?」 「何故このわたくしが平民どころか奴隷にまで落ちた下賎な者と入れ替わらなければいけないのですか。そもそもそんな魔法は今まで確認されていませんけれどね」 「つまり?」 「どうしてこんなことになったのか、見当もつかないということですわ」 「ちょーあたまがいいアリスリリアさまでも?」 「確かにわたくしはこの世の誰よりも優れている自覚はありますけれど、それでもわからないことはありますわよ」 「ちょっとあたまがいいアリスリリアさま」 「サラッと評価を下方修正しやがっているんじゃないですわよ」 「これからどうするの?」  何やら古典的な娯楽小説の導入のようだが、現実として『中身』は入れ替わった。そんな現象も魔法も聞いたことはないが、入れ替わった以上どうにかしなければアリスリリアはこれまで築き上げてきた全てを失ってポンコツメイドとして生きていくことになる。  それだけは絶対に嫌だった。 「──何が何でも元に戻ってみせますわよ!!」  そう、何が何でも入れ替わりの原因を究明し、解決策を見つけ出すしかないのだ。  それまでポンコツメイドと入れ替わったなどということがバレないようにするためにもメイドとして働いて誤魔化す必要が出てきたり、アリスリリアのフリをさせようとしたシェルファがポンコツ過ぎてやらかしまくったり色々と大変なのだが、それでもアリスリリア=ブリュンフィルの名にかけて何が何でも元に戻らなければならないのだ!!

更新:2023/10/7

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作:りんご飴ツイン

悪役令嬢は今日もヒロインに気づかずに飲んだくれている〜ヒロインと仲良くなりたいと言いながら〜【第一部完結済】

王立魔法学園。 貴族の令息令嬢が多く通う社交界の縮図においてシャルリアという一般的な平民の少女というのは異物以外の何者でもなかった。 大多数の生徒は会話する価値もないと捨て置いているのだが、アンジェリカ=ヴァーミリオン公爵令嬢だけは違った。 「あら。あらあらっ! 相変わらずひとりぼっちですのね、シャルリアさんっ」 毎日のように嫌味たっぷりに絡んでくるほどには嫌われているのだろう、とシャルリアはそう思っていた。 平民だからとこうも嫌われることにも、毎日嫌味を言われることも、鬱陶しいとは思っていたが、平民が公爵令嬢相手に下手なことを言えばそれだけで『不慮の事故』で死にかねない。 卒業まで耐え凌げばいい。 アンジェリカ=ヴァーミリオン公爵令嬢とは住む世界が違うのだから、卒業さえしてしまえば絡まれることもなくなるのだから。 だから、想像もしていなかった。 「本当はあっ、もっとあの子とぉっ、シャルリアちゃんと仲良くなりたいだけなのにいぃっ。どうしてうまくいかないんですかぁああっ!!」 父親が経営する小さな飲み屋にやってきたアンジェリカが酔いに酔っ払ってそんな本音を漏らすようになるとは。 ──ちょっと服装や髪を変えただけで目の前の『店員さん』がシャルリアだと気づくことなく。

更新:2023/9/14

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作:りんご飴ツイン

ポンコツ悪役令嬢はヒロインを虐めたい!

ステラは平民でありながら光属性魔法の使い手ということで王国最高峰の魔法学園への入学を果たした。だが、貴族の令息令嬢が集まり、社交界の縮図と化した学園において平民の少女を快く思わない者は多かった。その中でもアンティラ=ゴールデングラビティという公爵令嬢は真っ向からステラへとこう告げたのだ。「身の程知らずにも王立魔法学園にしがみつくというのならばこのわたくし、アンティラ=ゴールデングラビティが後悔させるということですわあ!!」公爵令嬢による平民への圧力。早い話が虐めともなれば、それは苛烈極まるものとなるだろう。何の後ろ盾もない平民が無事で済むはずがない……はずだった。「きゃあ!? これはステラさんを突き落とす予定だった落とし穴でしたのにい!!」「ええ……なんで自分が仕掛けた落とし穴に自分で引っかかってるんだよ、じゃなくて、引っかかっているんですか?」そう、当の公爵令嬢がポンコツだったので苛烈な虐めどころか毎日が楽しいものになっていくのだが、そのことを彼女に伝えたら拗ねること間違いなしなので絶対に内緒なのである。

更新:2021/11/12

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