伯爵家の長男として生まれたベルナール・レインバードは騎士として日々励んでいたが、訓練中の事故により騎士としての道を閉ざされた。騎士団を退団したベルナールは弟の夢を叶える為、再び次期当主として立つ事を決意する。 同じ頃、伯爵家の長女として生まれ次期当主となるはずだった『氷の令嬢』ウルスラ・アッシュフィールドは婚約者が自分の妹と子を成した事をきっかけに己の婚約を自ら白紙に戻した。 常に無表情なウルスラは淡々と妹に全てを譲り、胸中で家を出る事を決意する。 これは、そんな二人が出会い、夫婦になるまでのお話。 ※短編「伯爵夫人は笑わない」を長編用に練り直した作品となります。多少短編版と異なる点がありますが大筋は変わりません。
更新:2023/10/15
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リズは王宮騎士団に所属する平民の女性騎士である。 御歳二十歳を迎えたリズは隊長であるドミニク・ギーに淡い恋心を抱いていたが、そのギー隊長がとある貴族家の令嬢に婚約の申込みをしたという。 しかも、今まで浮いた話の一つもなかった隊長が突然婚約の申し込みをした相手というのは、病弱でデビュタント以来殆ど表に出て来ない深窓の貴族令嬢ときた。 時同じくして、失恋にうちひしがれていたリズのもとに届いたのは実家からの一通の手紙。 そこに書かれた内容にリズは蒼白になる。 「隊長が婚約申し込んだ相手って……!」 ──これは諦めの悪い人が、自身の願いの為に全身全霊を掛けて努力する話。
更新:2023/8/27
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