【命題】「天羽結貴」は果たして、ヤンデレか否か。 二人だけの世界に囲い込まれぬよう、日々試行錯誤を重ねてきた香野 遊里(こうのゆうり)。中学時代に遭遇し、高校時代に外堀を埋められ、大学時代には四面楚歌。 順当にヤンデレ街道を進み続ける『彼』の真横で、今日も彼女は答えの返らぬ疑問に頭を悩ませる。 「男心は分からない」と。 ※ご注意ください※ ・シリアスと見せかけて、所々で似非シリアスに切り替わるおそれがあります。 ・頭を空っぽにして読んで頂きたい読み物です。 ・本作の終わりは、必ずしも【命題】の答えを明らかとするものではありません。
更新:2015/12/5
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波打つ黒髪と、萌黄色の目を持つ若魔女イルーシュカ。魔女の一族の中でも殊更脆弱で、箒で空を飛ぶことすらままならない彼女は異例中の異例とされる「城仕えの魔女」となることを自ら志願し、王城の門を叩いた――。 それより数えること数年後。人々が無謀にも魔領へ『聖痕の勇者』たちを差し向けたことで、魔族の怒りを買ったことを知ったイルーシュカ。 周囲の糖分過多なお気楽思考に半ば遠い目をしつつ、彼女はせめて城だけは残さんとその重い腰を上げるのだった……。 追記) 本作は「こんな大物が来るなんて聞いてない!」と半泣きになりつつも、城の守護にかけては最上級の力を持つ一人の魔女(自覚なし)と、何やかんやで「良い拾い物したなぁ」と一人勝ちする魔王(一度執着すると面倒なタイプ)の二人が繰り広げる、春告げの物語である。
更新:2016/2/3
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薔薇の花弁が、甘く薫る宵。 花嫁探しの夜会を抜けて、空気の美味しさに安堵したのも束の間。 それは闇に、紅く光る眼――――。 身も凍るような美貌の主は、少女の手をとって告げた。 「今回のパーティの趣旨を知った上で、出ているんだろうな……?」 「……さ、さぁ?……」(遠くを見つめる) これは逃れられぬ災厄=魔王の目に留まってしまった不運な少女――――と、少女をこよなく愛する“薔薇”“百合”の本心が明るみになるまでの一幕である。
更新:2014/10/19
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東の皇国ミルト、南西の王国グラスフィールドと境界を接し、周囲から不可侵の森として周知される広大な樹海。 ――通称、魔の森。 そこが古き魔女の住処だといつからか噂されるようになって数百年が経った。 古き魔女は偏屈であり、その姿は絶世の美女とも、醜悪な老婆とも、はたまた魔獣の主ともされているが、真実の姿は誰も知らない。 とは言え、真実と実しやかに囁かれる事柄が一つ。 『魔女は大いなる代償を差し出す者に対してのみ、その願いを叶えることがある』と。 密やかに、けれども脈々と語られるその言い伝えは、国の境も関係なく多くの者の知るところであった。 一人の竜騎士が、森で一人の少女と出会うことから始まる物語。言ってしまえばそれだけのお話。
更新:2017/1/7
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雪の街、グルーデンベルグ。 昼は平穏、夜は血と闇に沈む静寂の街で。 今日も『彼』の平穏は、少女の訪問によって崩れ落ちていく――――。 「貴方に、殺して頂きたいのです」 「…………君、ちゃんと睡眠はとった方が良いよ」 白い男と、黒い少女を巡る悲喜劇。 白菊の丘【墓地】から始まった二人のスレ噛み【すれ違い×噛み合わない】ストーリー。
更新:2014/10/10
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―――少年は、今日も神の社を訪れる。 その手に五円玉を握りしめて。 『神』が社下がりをしていると、風聞が流れる度に神の社を巡る少年。 少年が望む、たった一つの願い。 それを巡る、因果と呪いと代償のおはなし。
更新:2014/10/9
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