ウェリンズ国の侯爵令嬢ヒルダは隣国との停戦のため、敵国であるカラザス王ジークに嫁ぐことになった。そのため婚約者である王太子レスターとの別れを迎えたヒルダだったが、レスターはカラザスに旅立つヒルダに液体の入った小瓶を手渡す。「これを使ってジーク王を殺すんだ」――小瓶に入っていたのは猛毒。ヒルダは愛する婚約者から自らの夫となる国王の暗殺を託された。 ……のだが、カラザスでの生活はヒルダにとって何もかも初めての事ばかり。ジークに毒を盛る余裕もないまま過ごすうち、ヒルダはふと気づく。 「私、結構大切に扱われているのかも……」 ジークとの出会いで世界の広さを知ったヒルダは、果たしてレスターとの約束通り、夫であるジークを暗殺できるのだろうか――。
更新:2023/9/19
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