ただ、あの小さな出来事だけが―― 事あるごとに私の眼前に浮かび、時には以前に増して鮮明になり、私を恥じ入らせ、私を取り戻す様に、勇気と希望を与えてくれる。
更新:2014/8/6
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時は平安、都にて。 徒然に筆を取り物語を綴る、女房ひとり。下人達から面白可笑しく聞いた話を取り敢えず書き記す。合間に摘むのは、唐菓子をいくつか。 書くと腹が空く気がする女房、高坏の上には膳所に命じて、日替わりで何かしら用意をしていた。 陸奥紙に、おろしたての筆。新しい穂先にたっぷりと浸した墨でさらさらと下書き。
更新:2021/9/19
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思わぬ事故で妻と二人たどり着いた小さな温泉街。そこは幼い頃母と一緒に訪れたことのある場所だった。主人公はそこで十数年前に他界した母を見かける。幼い頃の記憶。母への思い。 舞台は山形県肘折温泉。 第47回北日本文学賞応募作品(第1次選考通過、2次落選)です。
更新:2013/6/2
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「ここではないどこか」――――。 街には、人が来ては去り、来ては去り――神田さんにはもう二度と逢えない。 片野田が電車が嫌いなのには理由がある。 きっかけは彼女の失踪だ、と片野田は思う。
更新:2014/9/14
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「幸せ」というのは、本当に気づきにくいものであるということを、母が娘に伝えるお話。
更新:2013/6/1
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弟のルークが冬の流行り病になった。 治療薬の材料は、モミの葉、トナカイの骨、狼の牙、ユグシルの青い花。 それにーー氷の竜の鱗。 姉のイリスは、弟を助けるために、氷の竜がいる北の雪山へ行く。 天界音楽さま主催の「二人だけの閉じた世界」企画参加作品です。
更新:2021/5/18
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池袋の路地裏には死に損ないの天使がいてね、彼女と出会っちゃうと片方の耳を噛みちぎられるの。ミーナはそう言って笑った。錆びついた鈴を鳴らしたみたいな笑い声で。
更新:2020/11/20
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自身の企画「誤字から企画」に置いています。 幸せってなんだろう? 過去に付き合った彼は幸せの字を間違って書いていた。 土に羊の幸せを探しに行った「彼」を思う「私」の話。
更新:2021/4/29
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