ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

タグ:ヤンキー

条件をリセット
詳細条件で探す

作:鹿ノ倉いるか

俺、マジ鬼畜

 惨めな気持ちになって自分を卑下するというのは、意外と気持ちいい。  俺は底辺だ。育ちも卑しくて学もない。彼女は金持ちの令嬢だから遊びでは付き合えても、結婚は出来ない。給料も安いし、油まみれ。将来なんてきっと今と変わらない。いや年を取った分、今よりもっと惨めだろう。  自分自身をそうやって嘲笑うと、可哀想な自分に酔え、堕落していくことも肯定できるような心持ちになる。  でもそれはもう、やめよう。  俺は歯を食い縛って笑う。  俺は、俺だから。  いま高校の頃の担任に「変わりたいか?」と訊かれたら、俺は即答するだろう、「変わりたい」と。  金持ちになりたいとか、優秀になりたいとか、そんな風に変わりたいんじゃなくて、自分を誇れるような人間に、俺は変わりたい。  それにいじけていたら牧子に合わせる顔もなくなるからな。  学校一の素行の悪さで知られる佐々木透馬は品行方正な同級生、安曇牧子のせいで学級委員にさせられてしまう。  それからというものなぜか安曇に付き纏われる透馬。近寄らせないように色々と鬼畜な態度に出るものの、安曇は気にした様子もなく透馬の生活に踏み入れてくる。  はじめは突き放していた透馬も、安曇の優しさや心の美しさに 次第に惹かれていき──  誰かを愛したくなり、誰かを守りたくなる。恋をするのが怖くなっても、一途に人を想い続けたくなる。 そんな不器用で馬鹿な男と世間知らずなお嬢様の恋の物語。

更新:2017/11/6

0.0
0

評価

0

レビュー

0

読んだ

0

気になる

0

読んでる

※作品の評価点について

登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。

書籍化/コミカライズのタグについて

該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。