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作:レブナント

マジックナイト・ストーリー 魔法剣闘士と盗賊フェアリーの放浪英雄譚

第一章 赤猫旅団(完結)  王国の軍隊ですら手が出せない姉御首領と女幹部の率いる凶悪で巨大な旅団「赤猫旅団」が存在した。  強盗、殺人、詐欺、脅迫。  悪の限りを尽くすが、この世界では彼女たちが法律である。  ギルドメンバー達を眼の前で蹂躙されても震える事しか出来なかった見習い少年魔法剣士スヴェン。  スヴェンは街の厄介者で悪名高き盗賊フェアリー・リンに見守られながら世界の最高峰の戦闘技術を持つモンク達の集う街へと向かう。  そして長旅の末に最強の魔法剣闘士へと変貌を遂げ、人々の願いを背に赤猫旅団へと立ち向かう。   右手に銀のハルバード、左手に魔法、頭にウィザードハットを被った魔法剣闘士スヴェンは運命の潮流に流されてゆく。 第二章 不死の帝国とレリック探索隊  突如出現したアンデッド勢力と地獄の悪魔の勢力。  その力は人類を超越し、もはや正面からの戦いで勝つことはかなわず、王国の都市は次々と陥落していった。  王が最後に賭けたのは、神話に伝わる伝説のレリック。  その探索の任に当たるのはトレジャーハンター・アモイとスヴェンとリン、そして交易商人のイヴァリスであった。  人類の存亡を賭けた戦いの鍵を握るのは、各地に伝わるおとぎ話、もとい、人類の太古の記憶。  スヴェン達はおっちょこちょいなアモイに振り回されながらもトレジャーハントを繰り返す。

更新:2021/8/9

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作:【偽】ま路馬んじ【養殖】

【元仲間】が目先の欲に駆られたばかりに【追放された戦術家】~今さら戻ってこいは虫が良すぎる。どうしてもと言うならコンサル料取りますが、落ちぶれパーティーに払えますか?~

「じゃあな、寄生虫。お前はもうクビだ」  そのように言われて、戦術家のジェーンはSランクパーティーから追放された。理由はメンバー全体がもう、ジェーンの戦術を全て理解したので用済みだということだった。  Fランク時代から共に戦ってきた信頼のおける仲間だと思っていたというのに、寄生虫扱いされたことが何よりもショックだったジェーンは、ただ黙って彼らの元を去る。  しかし、パーティメンバー達は知らなかった。ジェーンの戦術はいかなる事態にも対応できる臨機応変なアドリブこそ本領であり、これまでも数々の窮地を救っていたということを。  更にジェーンは戦術も一流だが、それと同じくらいに重要だったのが自己強化の暗示をかけて陰ながらパーティーを支えていたことだった。ジェーンのサポートがなければ、彼らはいまだにDランクにも満たない弱小パーティーでしかなかったのだ。  一方でパーティーを追放されたジェーンは、奴隷に身を落とした女騎士を救うこととなる。 「うそ……あなたの言うとおりにしたら、どうしてこんなにも力が漲るの……!?」 「それが君の本来の力だ。僕は少し手助けをしただけ。さあ、後は自分の身は自分で守るんだ。ついでに僕もね」  これを機に二人は行動を共にすることとなる。  前のパーティーに居た時はその実力をあまり知られていなかったジェーンだが、その戦術を駆使したクエスト攻略は瞬く間に知れ渡り、彼の元へは次々とクエストが舞い込んでくるのだった。  一方、ジェーンをクビにしたパーティーは、一気にどん底へと突き進むこととなる……。

更新:2022/8/15

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