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作者:まきしま鈴木

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作:まきしま鈴木

落第魔剣士の簒奪者。ぼっちで誰にも気づかれない【絶界】を覚えた俺は影で実力を発揮する。あと無双もします。

いつもぼっちな主人公タロは魔剣との適性値が異常に高いにも関わらず「計測ミス」と判断されて、なんと魔剣士試験(一次)で落第してしまった。 ショックのあまり彼は膝から崩れ落ちる。 なぜ血の涙を流すほど苦悩するのかというと、適性が高い彼だけは魔剣の正体である美女の姿を見ることができるのだ。 もしも魔剣士になれたら、黒髪ロングの清楚な巨乳お姉さんがいつも一緒にいてくれる。そんな状況に憧れて試験を受けたのだが……残念ッ! 落第ッ(一次)! 絶望のなか、ふと主人公はひらめく。 魔剣士になれないのなら、強くなって魔剣を奪えばいいじゃないか。 そうと決まれば話は早い。手っ取り早く強くなるために、彼はいそいそと迷宮に向かうことにした。 さて、だれにも知らされていないが魔剣とは迷宮と密接なものである。 魔剣適性値が異様に高かった主人公は、死の淵で迷宮に隠されていた力を感じ取る。 徐々にその力を学んでゆくうちに、いつしか誰にも存在を気づかれない【絶界】という技を会得する。 火竜を従えて、スライムを操って、やがて地上に戻るころになると――彼は次元の異なる実力を手にしていた。 魔剣を手にしたいという欲望のままに、彼はただ歩む。

更新:2021/5/28

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