光龍三十五年、人の収める領国が、竜たちによって滅ぼされた。 だが、そんな事態とはまるで関係なく、少年は餓え、求め、星空へと手を伸ばした。 十年後、大陸の東部戦線。 その竜軍の幕僚の中に、異端の青年の将がいた。 彼は隻眼であり、人間だった。 かつて星天へと手を伸ばした少年は、竜たちの副官としてその辣腕をふるっていく。 竜のために、人のために。 そして自身の野望のために。
更新:2021/6/6
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高校デビューを目指すが失敗してボッチになってしまった高校生『マサオ』は、いつしか異世界デビューを妄想するようになる。その後、事故で亡くなり異世界へ転生する。 別の世界では、あまりにも強すぎて勇者では倒せない大魔王『アルフ』がいた。そんな魔王にムキになった女神は、転生システムを利用して規格外の勇者を作り出し、大魔王を倒すことに成功する。だが、理不尽に倒されてしまったせいか、魔王は異世界転生者に選ばれてしまう。自分のやったことが他の神々にバレることを恐れた女神は、魔王を人間の少女に変え、異世界へ転生させて隠蔽する。 元ボッチの高校生と元魔王の少女、何もかもうまくいかない異世界生活が始まる――。
更新:2024/5/17
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人々の言動の異常。精神疾患の増加。それにともなう軽重を問わない犯罪の横行。 ……そして異形の力によって巻き起こされる犯罪。 世界がおかしくなりはじめたころ、その怪人は現れた。 バイクを飛龍に見立てて駆け回り、銃器で火を噴き、異形の力に立ち向かう。 いつしか人々は彼を『竜騎兵(ドラグーン)』と呼ぶようになった。
更新:2016/5/30
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「今、君は運命を選ぶことができる。確かに手の中にある宿命と、手を伸ばした先にある可能性によって」 わたしが与えたのはその言葉と、チェスの駒と、そしてそれをはめ込む錠前。ただそれだけだった。 だがそれだけが、ふたりの少年と、龍脈渦巻くひとつの学校の運命を変える。大きく局面を変じさせる。 ある少年は『騎馬』を乗りこなし、武と信義の道をひたすらに進んでいる。 その朱槍で貫き、切り拓き、自らの生と才とをまっとうするべく至強に挑む。 ある少年は『歩兵』を手にした。 周囲に翻弄される捨て駒が、いかなる苦難の道を前進し、どう成るか。見物ではある。 彼らと共にあるわたしは時州瑠衣。 希代の臥龍にして、不世出の鳳雛にして……今は、定価540円のウサギの人形だ。
更新:2020/1/2
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――全ては、ウソから始まった。 若き高校教師、花見大悟(はなみ だいご)のクラスには、変わり者の美少女がいた。 大悟のその背を踏み台に猫を助け、頭に花びら載せたまま「にぇへへ」と笑う。 毒気の抜かれるほどに天真爛漫な娘、中原樹治(ナカハラ キハル)が、人ならざる神の姿『盤古片』に身を変えた時、大悟の苦悩と幸福が、同時に花開く。
更新:2015/4/5
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広大なその大地は、後に製図した者達が、 「まるで正面を向いた牛のような」 と筆を走らせるほどに奇妙な形をしていた。 両端は南へ下がって海に面し、中央は顔のように大きく広がり口を象るかの如くその南部には大河が流れ込む。 その左角、最西端に位置する半島、順門府を司る鐘山家において、骨肉の争いが始まる。 父を殺した叔父の追っ手より嫡子、環を救い出したのは、不老の尼僧、勝川舞鶴。 世にも怪しげな彼女の手に誘われ、青年は戦国の世に、異形の才を開花させていく。 ※外伝「乱のはじまり」は諸事情によりタイトル変更のうえ、独立させました。
更新:2021/1/1
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