小さな村で薬草を集め、薬を作り生計をてていた、主人公の翠蘭。 平穏で普通な毎日が一変したのは、龍王様の運命の番が赤髪の女性だと世界に知れ渡った時。 赤髪の女性達は龍人国にある箱庭(ハレム)に集められた。 翠蘭もそんな中の1人だった。 自分が選ばれるはずないと思っている翠蘭は箱庭での生活が息苦しくてたまらない。 出来ることなら村に帰りたい。 箱庭にいる番候補の貴族たちは皆、怠慢で偉そう。 事ある毎に、平民である翠蘭を見下し虐めてくる。 翠蘭は貴族たちの、ストレス発散の対象になっているのだ。 なぜ自分がこんな理不尽な扱いをうけないといけないのか。 だが……月が美しく照らしていたある日、翠蘭はある出会いをはたし…… この出会いを皮切りに翠蘭の運命は自分が思っていた事と真逆に進んで行く。
更新:2023/11/25
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