俺ことバイセ・シャルクには一人の娘がいる。 エルフでもあるミズキだ。容姿端麗、才色兼備なミズキは美しい。街で最も美しいランキング一位にも輝いたこともある。料理も上手だ。家事も完璧。きっと誰もが嫁にしたいとうらやむだろう。俺にとっても自慢の娘だ。 …だが問題がある。ミズキは娘は娘でもいわゆる男の娘だ。
更新:2018/3/12
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牙豚族(オーク)のボルシチ・ストロガノフは勇士になれなかった落ちこぼれである。そんな彼が唯一得意とする事は料理であった。 ある日彼は美味なる食材を求めて魔境で有名なアガラスの森へと入る。そこで出会ったエルフ、リナリア。彼女は美味いご飯に飢え、植物を嫌う変わり者だった。 ボルシチはそんな彼女を持ち前の料理の腕で餌付けする。 「ぼるしち、おかわり」 「またか!? これで3杯目じゃぞ!? 」 今日もご飯が美味しいです。
更新:2018/1/14
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魔王軍八戦将の一人を撃退したこの日、勇者であるフォイルは同じ勇者パーティであるユウを追放した。ユウにはこの世界での力の証である称号が空白で何もなかった。同じ仲間の剣士、魔法使いはユウを足手まといと嗤っていた。 しかし、フォイルは知っていた。魔王軍と戦えていたのはユウの力が大きいということ。そして追放させたユウこそ『真の勇者』であり、自身は彼の踏み台となる『偽りの勇者』であると。 だからこそフォイルはユウを追放するーー例え自分が死ぬであろう結末であると知っていても。 これは誰にも語られることのない『真の勇者』が現れるまでの、追放した側の『偽りの勇者』の物語。 ...踏み台としての役割を定められた男の物語。
更新:2018/10/22
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冒険者ギルド。古今東西あらゆる人々が金、地位、栄誉栄達を求めて依頼を受けては魔獣を狩っていく。そんなギルドには『調査官』と呼ばれる存在があった。 彼らは冒険者が命を落とさないように、現地の環境、魔獣の生態、種族について調べあげていた。 「ベオルフ!見てください!見たことない魔獣ですよ!これは絵を描かないと!」「ちょ、待てよお嬢!?」 調査官の中でも『特殊調査官』であるピカソ・アクリル。そして彼女の護衛である最高位クラスの冒険者ベオルフ・ヴァンデルンク。 この凹凸コンビは今日も走り回る。全ては魔獣を知り、冒険者に情報を届けるために。 ーーこれは英雄譚でも、奇譚でも、語り継がれる伝承でもない。ただただ一組のコンビが織りなす調査録である。
更新:2020/4/25
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