光麗国の皇都・大明ではここ最近、奇妙な火の玉──鬼火が頻繁に目撃されるという怪奇現象が続いていた。しかも、火の玉は普通の炎の色ではなく、緑色や黄色などこの世のものとは思えない色合いをしているという。 やがて人々の間には、これは身分が低い母を持つ現皇帝が即位したことによる天の怒りであると噂し始める。事態を重く見た皇帝は、この現象を解決させようとするが糸口が掴めず、有能な錬金術師を探させるために側近である天佑を東の片田舎──東明に向かわせる。 そこで天佑が出会ったのは少年の格好をしたひとりの少女──玲燕だった。 天佑から依頼を受けた玲燕は持ち前の錬金術の知識で怪奇現象の謎に挑むため、後宮に潜入することになるのだが──。
更新:2023/4/8
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時は平安。 当代の若き帝の後宮は、左大臣家と右大臣家、双方の姫が日々ドロドロの争いを繰り広げる、何とも名状しがたき空間と成り果てており。 その環境をどうにかして緩和すべく、内大臣家の長女貴子、このたびめでたく女御として入内することとなりましたとさ。 「わたくしの役目は後宮環境の改善であって、寵愛は期待されていないから、そちら方面は気楽だわー」 などと呑気に構えていた貴子でしたが……その思惑は、他でもない帝により、一瞬で崩されることとなるのでした。 *舞台は平安時代風味です。 *基本的に一話完結のエピソード集で、時系列順に投稿予定。ただし不定期更新のため、予約投稿時以外は完結表示とします。 *年下ヒーロー×年上ヒロイン(二歳差)がメイン。苦手な方は回れ右で。
更新:2023/3/31
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作:碧水雪乃@『嫌われ白蛇妃』スターツ出版文庫から1/27発売
【スターツ出版文庫さまより2023年1月27日発売です!!】 十六歳になったばかりの苺苺(メイメイ)は皇太子妃として、絶世の美青年と噂の皇太子がおさめる後宮に召集される。だが肝心の皇太子は病に臥せっており、後宮には不在。 そんな中、苺苺は真珠色の白髪に紅珊瑚の瞳という美しくも特殊な容姿と、生まれながらに持つ〝悪意をあやつる異能〟のせいで不平等な選定の末に〈最下級妃〉の位を与えられて、灰かぶり離宮に押し込められてしまう。 しかし後宮中から〝白蛇〟と呼ばれて明らかに虐げられる日々の中、苺苺は不遇に屈しなかった。 たとえ離宮付きの女官が皆、初日で逃げ出そうともだ。 「はーっ。ここならついうっかり他のお妃様と鉢合わせして、めくるめく後宮の愛憎劇に巻き込まれる心配もありません。極楽ごくらく! じゃじゃーん、できましたわ! 苺苺特製、木蘭(ムーラン)様ぬいぐるみ! 今日からよろしくお願いいたしますね、ぬいぐるみの木蘭様!」 なんと明るく変わり者の苺苺は、最上級妃となった訳あり幼女・木蘭を推しとして崇め奉り、最近女官の間で流行している妃嬪応援活動――略して推し活を嗜みながら、全力で異能を使って木蘭に降りかかる後宮妃たちの悪意を祓い、冷宮生活を謳歌していたのである。 けれどその全力の推し活が、木蘭の秘密――実は皇太子・紫淵(シエン)が〈呪詛による怪異に巻き込まれた末の姿〉であることを明らかにしてしまい、ふたりは木蘭暗殺未遂の犯人探しをすることに!? 「君は俺が木蘭の姿ではなくなった途端に態度が変わるな」 「紫淵殿下は推しじゃないです。不合格ですっ」 初恋をこじらせた美貌の皇太子殿下 × 白蛇と虐げられても前向きすぎる最下級妃の、中華後宮シンデレラ・ラブコメディ! *** ※短編版が【ノベマ!第24回キャラクター短編コンテスト】にて〈最優秀賞〉をいただきました!ありがとうございます! ※こちらは長編化した連載版です。ノベマさんでも掲載しています。 ※ゆるい設定の後宮を舞台にした中華風悪役令嬢もの。読みやすさ重視でルビ多めです。 ※2022/12/22:日間推理〔文芸〕ランキング1位、1/6:週間推理〔文芸〕ランキング1位、12/30:月間推理〔文芸〕ランキング2位、1/7:四半期推理〔文芸〕ランキング3位になりました。ありがとうございます!
更新:2023/1/27
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天涯孤独だった幼少期、顔が瓜二つだという理由で琇家の令嬢に拾われ名を与えられた彩花(サイカ)は、誠心誠意令嬢に仕え、どのようなことでも力になりたいと思っていた。そんな彩花に突然身体の弱い令嬢の身代わりとなり下級妃として単身後宮入りせよという想定外の命令が当主から下される。 下級妃だけあって後宮での日々は皇帝の渡もなく平穏そのもので野菜の栽培等を楽しむ日々だったが、ある日何の前触れもなく、大勢の宦官と共に皇帝に押しかけられる。騒動自体は誤解が原因だとすぐに解決するが、その裏で大きな問題が起きており、場合によっては自身の平穏な生活が崩れる可能性を聞かされた彩花は自ら皇帝に協力を申し出る。
更新:2023/1/11
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後宮の下女(奴婢)として働き詰めの一生を終えた葉は、魂になって浮かびながら願った。 次はもう少し良い身分に生まれ変わりますように。 その願いはすぐに叶えられ、魂は皇后の身体に入り込むことになる。 確かに願ったけれど、皇后? うそでしょ。 皇帝との関係、妃たちの争い。 これは同じ後宮にいながら、まったく違う世界に生きることになった、ある下女のお話。
更新:2022/12/14
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人とは見た目の異なるクユリ。現状を不満に思い愚痴りながら洗濯をしていると、盥に乗った皇帝陛下が流れてきた。
更新:2022/10/19
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死にやすい皇帝、黎明(れいめい)×仙術を使うと子猫になってしまう転生幼女、愛紗(あいしゃ)のドタバタ!もふられ後宮物語。 愛紗の使命はたった一つ、死亡フラグ立ちまくりの養父であり皇帝の黎明を守り抜くこと。しかし、愛紗は仙術を使うと、六時間ほど子猫になってしまう! 黎明を暗殺者から守るために「夜伽をしたい」とお願いした日から、なぜか気に入られ愛される。 子猫になっても、幼女になっても皇帝(パパ)の溺愛に翻弄されっぱなしの毎日。 果たして愛紗は無事に黎明を守ることができるのか――!? ●第一章完結しました。話はまとまっているので、一章まででもお楽しみいただけます。
更新:2022/9/22
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祥 翠花は、 後宮の服飾所で働く貧乏貴族の一女官。 歌舞音曲に秀でているが、 別段特記事項があるほどのものでもない。 いつもの通り仕事をしていると 出世頭であり、幼なじみの李 雅珀から 文が届けられた。 雅珀によると なんと、劉妃の子である 太子が毒に倒れたという。 どうにか後宮に潜入して 犯人を突き止めなければならない。 その犯人捜しに協力(無理矢理?)することと なった翠花だが…え、貴妃として潜入?! 世の中そんなに甘くない。 新米貴妃(仮契約)の後宮潜入はじまります! ※あくまで『中華風』ですので悪しからず!
更新:2014/2/16
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