男爵令嬢のポーレットは幼少期から声が出せない。可愛がってくれない父と継母、妹にのけ者にされつつ、なんとか生きている。十九歳になった時、助けてくれた行きずりの海兵に初めて恋をするが、路地で刺されて命を落とす。しかし、死を境にポーレットにかけられていた魔法が発動した。声が出せなかったのは、母が迫りくる運命を回避するためにポーレットに魔法をかけたためだった。運命の日から二週間、時を遡ると同時に声を取り戻したポーレットは、思い人ランベールに想いを告げようとするが、ランベールは近づいたかと思うと遠ざかり、つかみどころがない。苦戦しつつポーレットは奮闘する。 ※Nolaノベル様にも掲載中。
更新:2023/11/27
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猫被り妹……才色兼備。大学2年生。他者に優しく自分に甘い。そして兄には殊更厳しい風。 愚兄……普通です。あ、一応小説でご飯を食べています。妹という名の暴君に悩まされてます。 そんな二人は案外と仲良しです。 ええ、そりゃもう。兄妹に見えず、恋人同士に見られる位には。
更新:2019/2/6
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破局は唐突に訪れた。 【幻影】――【門】と呼ばれる世界各地の空に出現した孔から出現、侵攻を開始した異形の存在。 通常兵器を悉く弾き、戦術核すらも効かなかった恐るべき怪物達に、人類が滅亡寸前に追い詰められたのは今から十二年前の話。 しかし、奇跡が起きた。 現代においては【A.G】――即ち『神の恩寵』と呼ばれる超常の力を発現させた少年少女達が【幻影】の長を京都で討ち取り、侵攻を一時的に頓挫させたのだ。 ……だが、それは長きに渡る死闘の始まりでもあった。 これは、人が万物の長の座から転げ落ちた世界に舞う少女と、戦場を退きながらも戦い続ける男の物語。
更新:2022/2/12
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ある所に、仲良しな親子がいました。 母親はおらず、父と娘の二人暮らし。都から遠く離れた田舎に住んでいましたが、ある時、父親は気付きます。 「うちの娘、魔法の才能があるんじゃね?」 思い込みやすく、無駄に行動力があった父親は、ありったけのお金を搔き集め、嫌がる娘を都へ送り出しました。 それから幾年。突然、娘から手紙が届きました。 何と、どうしても、ど~しても、都へ出て来てほしい、とのことです。そうしないと死んじゃう、とも書いてあります。 思い込みやすい父親は慌てて、家を飛び出しました。 ……普通、死にそうなら、手紙は書けない筈なのですが。 都で父親の身に何が待ち受けているのでしょうか。なお、彼と彼女に血の繋がりはありません。あしからず、ご了承ください。
更新:2018/12/15
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MIに参加し、辛くも生き残った空母『瑞鶴』『飛龍』『蒼龍』。 珊瑚海の傷が癒えた空母『翔鶴』と共に、新たな機動部隊――第三艦隊が編成された。 これは、日々強大になっていく米海軍に対して、『自らの敗北。それ即ち亡国』という過酷な運命を背負わされた、日本海軍空母機動部隊の物語。
更新:2019/1/31
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