ある日、人ならざる種族が平和に共存する世界にひとりの男(現代日本人)が現われた。 素朴な住人たちは異世界から知識をもたらしてくれる《福者》として男を暖かく迎え入れたが、その年、思いがけずに飢饉に見舞われた集落の者たちが悲嘆にくれる中、その男は言った「あるところから奪ってくればいいんだ」
更新:2020/7/7
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辺境中の辺境、鳥も通わぬライデンの森にひとつの噂があった。 曰く、ライデンの森にべらぼうに美味い料理を出す飯屋があるらしい。 曰く、だけど店主兼料理人は気難しいオークで、その日の気分によって出すよ料理も変わってくる。 曰く、ついでに、女給は別嬪のエルフだって話である。 今日も噂を聞きつけて、様々な者達が足を運ぶのだった。
更新:2017/8/3
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とあるダンジョンで一匹のゴブリンが生まれた。他よりもちょっとだけ頭の良かったゴブリンは、〈姫〉と呼ばれる魔物たちの主に『九(イチジク)』と名付けられた。生まれて最初に見た〈姫〉に心奪われたイチジクは、〈姫〉と交尾……もとい、初恋を成就させるべく、魔物を斃してゴブリンからより上位の魔物に成り上がることを目指すのでした。※『吸血姫は薔薇色の夢をみる』の閑話として登場していたイチジクの話を連載版に修正したものです。
更新:2017/4/2
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「悪いが君には出て行ってもらう」 ありがちな異世界集団転移で勇者として召喚された一行。ある日、戦力外を通告された主人公は国外退去を命ぜられ、ついでに同じくヒキコモリをこじらせた召喚勇者とともにお払い箱になる。だが、これが【貧乏神】のスキルを持つ主人公と、脱げば脱ぐだけ強くなるヒロイン(ヒキコモリ)の英雄譚を彩る第一歩となるのだった。
更新:2018/3/9
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かつて魔王にも匹敵する美貌の堕天使にして吸血鬼の神祖がいた。魔王軍四天王のひとりであった彼女は、勇者との戦いに敗れ……そして200年後に復活を遂げたのだが、巻き返しを図ろうとした矢先に、魔王も神も滅んで、いまや魔族は風前の灯火になっているという事実を知らされる。それでも再興を図ろうとする頭が200年前から進歩していない元四天王と、現実に即して田舎でスローライフを送ろうと画策する元部下のローカルな攻防を描く作品(の序章)。
更新:2018/8/14
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伝説の魔王が復活するという神託に従い、異世界より俺(加藤陽史・カトーヒフミ)が勇者として召喚された。俺は予言に従って仲間とともに魔国と魔族と戦いを繰り返し、気が付けば魔国はもとより周辺国も下して、辺境の一小国であった王国を、大陸を統べる帝国へと導いた。だが、「なんでまだ魔王が現れないんだ!?」気が付けば30年。その間も飼い殺しの状態。いや、まあいまさら元の世界に戻されても、「16歳から30年勇者やってました」とか言えるわけないし、46歳無職とかつぶしが利かないので戻る気はないけど、せめて『勇者』はもうやめさせてくれ! ダメ!? つーか勇者の力がなくなるから童貞も捨てるなって……おい、ちょっと待て! という勇者の悲喜劇です。
更新:2018/9/1
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魔王を斃したあかつきには、幼馴染である皇女を妻に……とのことで旅立った勇者。だが、皇女様は不満だった。自分が見ていないところで勇者が浮気をするのではないか、危険な目に合うのではないか。なら、こっそりついて行って確認しましょう。ということで完全甲冑に身を固め男装(?)をした皇女様は、うまうまと勇者パーティの一員となる。そうして甲冑の隙間から勇者を四六時中監視……もとい見守るのだった。
更新:2020/8/25
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とあるダンジョンの片隅に、誰がどうして置いたのか不明ながら、なぜか『自動販売機』が鎮座する部屋が現われて、いつの間にやら冒険者たちの命綱に、そして憩いの場所へとなるのだった。
更新:2021/3/12
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