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作者:アネコユサギ

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作:アネコユサギ

【書籍化決定】無能扱いされてパーティーから追放された――けど、 なぜか女勇者が「君が必要だ」と言って一緒についてきた!?

「ハッキリ言うわ。戦闘に全く貢献できない荷物持ちのレンジャーはいらないの。むしろあなた自身がお荷物だから出てって頂戴。もちろん装備もお金も置いてね!」パーティー結成当時からずっと一緒の仲間にそう言われたレンジャーのリエルはある日、仲間達に揃って解雇通告を言い渡される。 冒険者になった時、ファーストスキルが最低最悪のゴミスキル・死んだフリだったリエル。 リエル自身もみんなの強さからおいて行かれている自覚は十分にあったので、負けないように努力し鍵開け、罠発見、魔物の知識、装備の修繕とメンテナンス等様々な戦闘以外の技能を無数に習得してみんなを支えていた。 にも関わらずダンジョンの深部で無慈悲な宣告、ここで追い出されたら帰る事も出来ず死あるのみ。 そこで勇者は激怒した。「なんて身勝手な奴らなんだ。それなら私がリエルと一緒に行く! 君達とはここでお別れだ!」 「え、ちょっと何を言ってるのよ! あなたがいなかったらこのパーティーはどうなるのよ! この先、そんな奴よりもっと強くて有能な仲間を入れれば良いだけじゃない! ちょっと! 分かった! リエルの追放は保留にしてあげるから!」 「今更遅い! 仲間を大事に出来ない君達とはもう一緒になんか居られない!」 と、リエルは勇者ルナスと一緒に迷宮の外へと向かう事になった。 さすが勇者だ。これから一生付いていこうと誓ったリエルだったが勇者は語り始めた。「私には君でなければいけない理由があるんだ」今明かされるリエルでなければいけない理由、勇者の抱える秘密、ゴミスキル・死んだフリの真なる力とは……。 君さえいればどんな所にだって行けると勇者ルナスは言い、リエルは心機一転、冒険をすることになるのだった。 これは勇者を支えていた一番の功労者がいずれ世界を平和にする物語。 ※書籍化決定しました。旧タイトルは『宮仕えになった勇者パーティーで仲間から追放を宣告された際、勇者が激怒して俺に付いて来た。元仲間が勇者に帰ってきてと頼んだが『今更遅い!』と、取り付く島も無い』です。

更新:2021/6/29

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